
Amazonでゲーミングモニター買おうと検索してみたけど何がいいのかわからん…。

(ZACK IT編集)
Amazonってブランド多くてわからないよね。
タイプ・解像度別にこれ買っておけばOK的な商品ピックアップしたから見てみて。
なぜ最近のモニターは安いの?
近年、モニターの価格が著しく下落している現象は、主に複数の要因が複合的に作用した結果である。まず、世界的なディスプレイの生産能力の拡大が挙げられる。特にKTCやHKCといった中国メーカーの台頭により、市場競争が激化したことが価格競争を加速させた原因の1つだ。HKCはもともと大手のモニターブランドの製造委託なども手掛けるが、近年日本国内でも自社ブランド「KOORUI」を立ち上げAmazonを中心にその存在力を高めつつある。
ビジネス・一般向けモニターの価格は一見ここ5年を見てもさほど変わっていないように見える。しかし60Hzのリフレッシュレートが100Hzに向上していたりと、同価格帯でも細かなスペックアップがありコストパフォーマンスは向上している傾向。
一方ゲーミングモニターの値ごろ感が顕著で、一昔前だと、144HzのASUS製ゲーミングモニターが2.5万円前後であったのに比べ、現在では180HzのゲーミングモニターがPHILIPSなどの有名ブランドなどでも1万円台と驚異の低価格化が進む。
その結果、ASUSやMSI等主要ゲーミングモニターブランドの価格も年々下がってきているように見える。ユーザーとしてはありがたい話ではあるが、サポート体制や品質ももちろん伴っていることが前提とはなるので今後に期待。
おすすめの解像度
ピクセルピッチ的に、細かすぎても文字が読みづらくなってしまうため、モバイルモニターおよび22~24インチはフルHD(1920×1080)、27インチ前後ではWQHD(2560×1440)、32インチもしくはそれ以上であれば4K UHD(3840×2160)解像度の商品を選ぶと良い。
【タイプ・サイズ・解像度別】Amazonで購入可能なモニター製品
ここからはモバイルモニターを含む一般/ビジネスモニター、そしてゲーミングモニターを解像度別に一挙紹介。欲しいスペックや狙っている価格帯で魅力的な製品があればぜひ購入検討してほしい。
※随時更新中
一般・ビジネス・モバイルモニター部門
15~16インチ(モバイルモニター)

KEEPTIME P156 | |
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画面サイズ | 15.6インチ |
パネル種類 | IPS |
解像度 | フルHD (1920×1080) |
リフレッシュレート | 60Hz |
応答速度 | 3ms |
映像入力端子 | HDMI, USBタイプC |
寸法 | 0.5奥行き x 34.8幅 x 24.6高さ cm |
重量 | 570g |
価格(2025/6/21時点) | 8,940円(Prime限定) |
プライム会員限定とはいえ1万円を余裕で切る格安モバイルモニターということで2025年6月21日時点でディスプレイ売れ筋ランキング堂々の1位だ。もしプライム会員ではないという方は30日無料体験キャンペーンも実施中なのでぜひ登録してから購入に進みたい。
22~24インチ

Xiaomi A24i | |
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画面サイズ | 23.8インチ |
パネル種類 | IPS |
解像度 | フルHD (1920×1080) |
リフレッシュレート | 100Hz |
応答速度 | 6ms |
色域 | sRGB:99% キャリブレーション済 |
映像入力端子 | HDMI, DispkayPort |
VESAマウント | 対応 |
価格(2025/6/21時点) | 10,980円 |
Xiaomiはモバイル製品で世界的に展開しているグローバル企業だが去年あたりからモニターおよびゲーミングモニター分野へも参入している。この製品はゲーミング性能を持つわけではないが、ビジネス・一般用途であれば必要十分の性能を持つ。色味のカバー率もsRGB99%で出荷時にキャリブレーションされているため、イラスト制作にも適している。この価格帯で工場で色味の調整をされている製品は珍しく、基本的にクリエイティブ用途であれば高い製品が多いため、イラスト初心者におすすめ。
リフレッシュレートが100Hzというのも地味にうれしいポイントで、60Hzよりも滑らかにブラウジングができるため、画面酔いしにくい人もいるかもしれない。
27インチ

PHILIPS 271E1D/11 | |
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画面サイズ | 27インチ |
パネル種類 | IPS |
解像度 | フルHD (1920×1080) |
リフレッシュレート | 75Hz |
応答速度 | 4ms |
色域 | sRGB 102% |
映像入力端子 | HDMI/D-Sub/DVI-D |
VESAマウント | 対応 |
保証期間 | 5年 |
価格(2025/6/21時点) | 14,480円 |
PHILIPSは医療機器やヘルスケア製品を主に扱うメーカーではあるが、PC関連機器製品も多く取り扱う。その安心と信頼性を表すかのように保証期間が5年と長いのが特徴。オフィスに一括導入したり個人用とでも長く使いたいユーザーには魅力。惜しいのは27インチクラスでWQHDではなくフルHDである点だが、この価格帯であれば納得。

KTC H27T27 | |
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画面サイズ | 27インチ |
パネル種類 | IPS |
解像度 | WQHD (2560×1440) |
リフレッシュレート | 100Hz |
応答速度 | - |
色域 | sRGB 116% |
映像入力端子 | HDMI2.0 x1, DP1.4 x1 |
VESAマウント | 対応 |
価格(2025/6/21時点) | 15,981円 |
KTCは昨年から日本に参入した注目のモニターブランド。この製品とゲーミングモニター「H27T22C」が売れ筋。WQHD解像度でこの価格はぶっ壊れというほかない。27インチサイズで探しているのであれば間違いなくこれ。ただし一点面倒なポイントがあり、付属している電源ケーブルが日本の家庭用コンセントの2口用ではなくアース付きの3口のため、KTCのサポートへ問い合わせて取り寄せる必要がある点に注意。
30インチ以上

LG 34WP550B | |
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画面サイズ | 34インチ |
パネル種類 | IPS |
解像度 | (2560×1080) 21:9ウルトラワイド |
リフレッシュレート | 100Hz |
応答速度 | - |
色域 | sRGB 99% キャリブレーション済 |
映像入力端子 | HDMI x1, DispkayPort x1 |
VESAマウント | 対応 |
価格(2025/6/21時点) | 33,800円 |
30インチ以上のサイズとなると、通常のワイド画面(16:9)のほか、21:9のウルトラワイドモニターも選択肢に入ってくる。横に長い画面を持つので、動画編集ソフトに最適なほか、シネマスクリーンに対応した映画コンテンツを上下の黒帯なしに見ることができるという特徴を持つ。いいスピーカーと共に、ちょっとしたホームシアター気分を味わうことができるだろう。
ゲーミングモニター部門
24インチクラス
このサイズはe-Sportsに最適なためPCゲーマーで最も人気のサイズとなる。フォートナイトやAPEX、Valorantをプレイするためにゲーミングモニターを探しているユーザーはこのサイズから選ぶのがおすすめ。

Pixio PX248WAVEW | |
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画面サイズ | 23.8インチ |
パネル種類 | Fast IPS |
解像度 | フルHD (1920×1080) |
リフレッシュレート | 200Hz |
応答速度 | 1ms |
可変リフレッシュレート(VRR) | G-SYNC compatible |
映像入力端子 | HDMI x1, DispkayPort x1 |
VESAマウント | 対応 |
価格(2025/6/21時点) | 26,980円 |
Pixioはパステルカラーのゲーミングモニターで人気のブランド。この製品も白を基調とした女性にも人気が出そうなカラーであると同時に、性能も申し分なく、Fast IPS系のパネルに200Hzの高いリフレッシュレートを備えるというe-Sportsにも適したモデル。白以外にもブルーやピンクといった好みに合わせたコーディネートができるモデルも存在する。ゲーミングモニターにしては珍しくスピーカーも内蔵。
27インチ

KTC H27T22C | |
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画面サイズ | 27インチ |
パネル種類 | Fast IPS |
解像度 | WQHD (2560×1440) |
リフレッシュレート | 180Hz |
応答速度 | 1ms |
映像入力端子 | HDMI2.0 x1, DP1.4 x1 |
可変リフレッシュレート(VRR) | Adaptive-Sync |
VESAマウント | 対応 |
価格(2025/4/6時点) | 24,980円 |
このモデルの細かい解説や比較は別の記事でも行っているため詳細は割愛するが、27インチWQHD解像度のゲーミングモニターであればほぼ一択の選択肢。欲しいときが買い時。

JAPANNEXT JN-i27G165U | |
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画面サイズ | 27インチ |
パネル種類 | IPS |
解像度 | 4K(3840×2160) |
リフレッシュレート | 165Hz |
応答速度 | 1ms |
映像入力端子 | DisplayPort, HDMI |
可変リフレッシュレート(VRR) | FreeSync |
VESAマウント | 対応 |
価格(2025/4/6時点) | 49,980円 |
4Kのゲーミングモニターでも5万円を下回る価格で購入できる時代になり、手を出したいゲーマーもいるのではないだろうか。JAPANNEXTは近年Amazonのみならず大手家電量販店でも見かけるようになって有名ブランドの仲間入りをしている。カバーする色域も広いため、イラストや写真用途にもおすすめ。注意点はHDMI接続時の最大リフレッシュレートが144Hzに制限されることか。ゲーミングPCであればDDispkayPortPを備えているはずなので特に困ることはなさそう。
30インチ以上

INNOCN 32M2V | |
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画面サイズ | 32インチ |
パネル種類 | IPS |
解像度 | 4K(3840×2160) |
リフレッシュレート | 160Hz |
応答速度 | 1ms |
映像入力端子 | DisplayPort, HDMI, USB Type-c 65w |
可変リフレッシュレート(VRR) | FreeSync |
VESAマウント | 対応 |
価格(2025/4/6時点) | 24,980円 |
INNOCNは今でこそKTCやKOORUIの格安モニターの勢いに押されつつあるものの、現在でも大型の量子ドット-Mini LEDモニターでは以前魅力な選択肢を提供する。32M2Vは量子ドット技術とMini LEDバックライトによって、より繊細なHDR映像を楽しむことができる。大きい画面でHDRコンテンツを楽しみたいユーザーにはおすすめの1機種。
また、USB Type-C端子を搭載しており、Power Deliveryに対応しているため、PD対応ノートPCなどとの接続にも親和性が高いモデル。
まとめ
サイズや解像度、シチュエーション別におすすめモニター製品を解説してきた。どの商品も競合ブランドと比較して圧倒的なコストパフォーマンスであることは間違いないので、もし自分の用途に合った商品があればぜひ購入検討してほしい。