【第3世代WOLED】LG UltraGearシリーズから新たに4機種発売！勝利をつかむ高速ゲーミングモニター

PCゲーマー

有機ELパネルを搭載した大き目のゲーミングモニターが欲しい。家電量販店で普通の液晶パネルと比べてしまったらもう戻れなくなってしまった。

Kotack
(ZACK IT編集)

今回発表されたLGの第3世代有機ELパネルを搭載したゲーミングモニター「LG UltraGear」が最適化かも。輝度も従来比30%も向上していてHDRコンテンツにも最適！

本記事では、LGからリリースされた輝度が従来比30%向上した第3世代有機ELパネル(3rd gen WOLED)搭載ゲーミングモニターの発表内容を詳しく解説。マイクロレンズアレイ（MLA）技術により、明るい部屋でも鮮やかでコントラストの高い映像を実現するとしている今回のラインアップを比較。

新たに発表された「LG UltraGear」シリーズ

全機種共通のスペックとして、いずれも21:9のアスペクト比を持つウルトラワイドゲーミングモニターで、第3世代有機ELパネルとマイクロレンズアレイ（MLA）技術を採用しており、高輝度かつ高画質な映像を実現している。有機ELの大きなメリットはその高いコントラストと応答速度であるが、ピクセルピッチが高精彩になればなるほど輝度が下がってしまう課題をLGが改善したのが今世代の有機ELパネルである。今回の新機種4製品はは全て3月中旬以降に順次発売するとしている。

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有機ELはバックライト搭載の液晶パネルと異なり有機EL素子自体の明滅を制御できるため、暗いシーンでは消灯、明るいシーンでは全灯が可能の為、圧倒的なコントラストでHDRコンテンツを体験可能だ。

液晶パネルと有機ELを比較する為のイメージ画像。左の液晶パネルは暗いシーンでも若干白みがかるのはバックパネルの仕組み上致し方ないこと。

新しい「LG UltraGear」シリーズの強み

輝度30%向上でHDRコンテンツがさらに鮮やかに
マイクロレンズアレイ（MLA）技術で効率的な光利用
応答速度0.03msという液晶パネルでは到達し得ない高速応答

さらには液晶パネルを搭載したゲーミングモニターを圧倒する応答速度。まさに「勝つためのゲーミングモニター」だ。

第3世代有機ELディスプレイの活用シーン

新しい「LG UltraGear」シリーズはゲーミング分野にのみ特化したモデルではない。その正確な色再現度や高いコントラストで織りなすHDR映像はまさに自宅における映画館そのものだ。

主な活用シーン

FPS等の速さが求められるゲーミング
ホームシアター
HDRコンテンツを楽しむ
写真・動画編集

デジタルシネマ規格「DCI-P3 98.5%」のカバー率は特に動画コンテンツクリエイターにとって優れた選択肢となりえるだろう。

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新しい「LG UltraGear」シリーズのラインナップ

今回発表された計4機種の中で、45GX950A-Bは5K2Kの高精細な解像度に対応しており、他の3機種に関しては筐体カラーや画面サイズの違いのみとなる模様。

45GX950A-Bはデュアルモード機能を搭載しており、これは解像度とリフレッシュレートのセットが2つプリセットされており、解像度重視とするかリフレッシュレート重視とするかでゲーミングユーザーが好きに設定変更できる便利機能だ。

また、45GX90SA-BはWebOSを搭載しておりいわゆるスマートモニター機能を備える。これはPCに接続していない状態でも動画配信コンテンツを楽しむことができる機能で、いわばチューナーレステレビといった最近のトレンドを押さえた製品。

性能も価格もハイエンド級だが、有機ELという液晶では体験できない映像を堪能できることを考えればある意味適正ともいえよう。

	45GX950A-B	45GX90SA-B	39GX90SA-W	34GX90SA-W
画面サイズ	44.5インチ	44.5インチ	39インチ	34インチ
パネルタイプ	OLED	OLED	OLED	OLED
解像度	5120×2160 (5K2K)	3440×1440	3440×1440	3440×1440
リフレッシュレート	330Hz/165Hz※	240Hz	240Hz	240Hz
応答速度	0.03ms(GTG)	0.03ms(GTG)	0.03ms(GTG)	0.03ms(GTG)
コントラスト比	1,500,000:1	1,500,000:1	1,500,000:1	1,500,000:1
曲率	800R	800R	800R	800R
映像入力端子	DP、HDMI、 USB Type-C	DP、HDMI、 USB Type-C	DP、HDMI、 USB Type-C	DP、HDMI、 USB Type-C
スマートモニター機能	－	webOS	webOS	webOS
予想実売価格	330,000円前後	290,000円前後	250,000円前後	200,000円前後

※330Hz(2560×1080時)/165Hz(5120×2160時)

曲率に関しては800Rとなると比較的湾曲はきつめ。最近だと1000Rや1500Rといった緩めの曲率も多く見かける中このスペックだと店頭などでどの程度湾曲しているか現物確認してから買うのがいいかもしれない。映画鑑賞での没入感では比較的メリットとなりえるが、動画や写真編集では人を選ぶかもしれない。

まとめ

今回LGから発表されたUltraGearシリーズが搭載する第3世代有機ELディスプレイは、輝度30%向上とMLA技術により、映像表現の新たな次元を切り開いた。特に、HDRコンテンツの表現力は飛躍的に向上し、明るい部屋でも鮮やかでコントラストの高い映像を楽しめる。映像体験もゲーミング体験も最高のものを用意したい熱狂的ユーザーはぜひ購入を検討してほしい。