ゲーマー
PS5 Proが2024年11月に約12万円で発売だって。
でもなんだかんだPCとかの方が使うしついでにゲームできればうれしいんだけど、自作ゲーミングPCを12万円くらいで組んだら性能とか実際どうなんだろう?
もちろんOSも込みで。
(ZACK IT編集)
12万円でOS込みか~。前回税込10万円企画もやったけどたった2万円でも結構選択肢増えるから以外に良構成が出来上がるかも。
大体の人気ゲームがフルHD平均60fpsで動くから「PS5じゃなくて自作PC!」って人はこの記事で要チェックだね。
予算12万円(税込)の自作PCはどれくらいの性能?
予算12万円で組める自作ゲーミングPCは、現在プレイ人口の多い人気タイトルでも設定次第でプレイ可能な性能のPCを組むことが可能だ。フルHD中設定で60fps、もしくは設定を下げて100fps以上が定番ゲームタイトルでは可能だ。しかし前回紹介した10万円で組む自作ゲーミングPCほどではないにせよ、各パーツで様々な妥協が必要だったり、最高設定でWQHD/4K高フレームレート安定!みたいなPCはさすがに厳しいため、ゲームをしたいなら素直にPS5 Proを買うか予算を上げてゲーミングPCにするかも合わせて検討するラインだ。
とはいえ例えば、「VALORANT」や「Fortnite(フォートナイト)」、「Apex Legends」などの人気ゲームも、この予算でしっかりと動作させることが可能だ。さらに、設定がシビアにはなるが、「Cyberpunk 2077」や「ホグワーツ・レガシー」などのゲームも楽しめる。もちろん「原神」や8月にリリースされた「ゼンレスゾーンゼロ」であれば十分快適にプレイ可能。
PS5 Proが12万円前後で発売されると発表済みだが、PCならではの拡張性やアップグレードができる点で、今後のコスパを考慮すれば十分に魅力的だ。
Intel CPU搭載のおすすめ構成
ここでは、Intel製のCPUを中心にした自作PCの構成を紹介する。この構成は、12万円という予算内でコストパフォーマンスを重視。
未だに12世代(Alder Lake)をおすすめするのかとため息をつきたくなる読者もいるかもしれない。しかし、今年入って、当サイトでもさんざん話題として取り上げてきたIntel CPUの不具合問題についてひと段落着いたもののやはりArrow Lakeという新世代CPUが発売されるまでは中々現行の13世代や14世代を推奨するのも気が引けるのだ。もちろんその時一番新しいCPUが欲しい場合はBIOSアップデートはきちんと下調べした上でRaptor Lake突撃するのは止めない。
パーツ | 製品 | 価格(2024/9時点) |
OS | Windows 11 Home 64bit | 14,600円 |
CPU | Intel Core i5 12400F | 19,696円 |
RAM | 16GB DDR4-3200MHz (8GB×2) | 4,323円 |
M/B | ASUS PRIME B760M-A D4 | 14,755円 |
GPU | 玄人志向 NVIDIA GeForce RTX4060 | 40,382円 |
SSD | Crucial P3 Plus 1TB | 9,500円 |
PSU/電源ユニット | 玄人志向 650W GOLD | 11,200円 |
Case | ZALMAN T8 | 3,464円 |
合計額(税込) | 117,920円 |
PCケースや電源ユニットについては最低限抑えるポイントは抑えつつ予算も抑えた格好。ATXケースなので安価なマザーはMicro-ATXが多いためおすすめ構成でもASUSの格安mATXマザーを使用しているが、もし載せ替えとなってもPCケースは流用可能だ。
電源ユニットについても80PLUS GOLDの定番コスパ電源は選んでいるのでハイエンド構成でなければ電源も組み換え後も継続して利用可能。このあたりは買い替えして組み替えるのもハードルの高いパーツになるのでなるべく短期スパンで換装が不要になるような選択することを勧める。
また、10万円自作PCの時と大きく異なるのは+2万円の予算に余裕が出るとGeForceのxx60のミドルクラスグラフィックスカードが選択できるという事。シングルファンの為静音特化PCには不向きだがとにかく安価にゲーミングPCを組みたい場合にはそうもいっていられない。
AMD CPU搭載のおすすめ構成
次に、AMDのCPUを使用した構成を紹介する。AMDはコスパが良いことで知られており、この予算内でもしっかりとしたゲーミングPCを組むことができるが、これはCPUももちろんマザーボードが安価になるケースが多い。今回は特にそうだが値引き率の高いASRock製マザーボードを選択し大幅に予算を抑えることに成功。
基本的にCPU以外は同じ構成となるが、先述の通り対応チップセットが変わるためマザーボードも合わせて変更。
AMD RYZENは7000シリーズからはZen4となりアーキテクチャ変更に伴いDDR4の対応がなくなってDDR5のみの対応となるが今回選択しているRYZEN 5 5600はZen3の為DDR4のメモリが使用可能だ。
パーツ | 製品 | 価格(2024/9時点) |
OS | Windows 11 Home 64bit | 14,600円 |
CPU | Ryzen 5 5600 BOX | 19,280円 |
RAM | 16GB DDR4-3200MHz (8GB×2) | 4,323円 |
M/B | ASRock B550M Phantom Gaming 4 | 10,073円 |
GPU | 玄人志向 NVIDIA GeForce RTX4060 | 40,382円 |
SSD | Crucial P3 Plus 1TB | 9,500円 |
PSU/電源ユニット | 玄人志向 650W GOLD | 11,200円 |
Case | ZALMAN T8 | 3,464円 |
合計額(税込) | 112,822円 |
AMD CPUについてもIntelの不具合問題とは別件で脆弱性問題が一時期話題となった。購入したマザーボードは最新のBIOSになっているかは確認することをおすすめする。
紹介した2構成についてコメント
Intel、AMD両社とも搭載したGPUはRTX 4060となるためゲームタイトルによって多少の上下はあれど2構成とも同じようなゲームの快適性となる。RTX4060搭載でフルHD60fpsターゲットであれば基本出来ないタイトルは少ない。
価格.comで人気売れ筋上位にランクインするのもRTX4060搭載機種が多い。何よりフルHD設定であればこのあたりの構成が価格と性能のバランスが最もとれているというのが理由だろう。