実際にNM790 2TBを検証してみた
レビュー機材の主な構成
連日の公開される記事でおなじみの構成だが、今回のNM790 2TBのレビューをもって一旦このレビュー機材の出番はいったん終了だ。今後はプライベートのメインPCとして活躍してもらう予定となる。
各種ベンチマーク
CrystalDiskMark
2TBにOSをインストールしたCドライブとして検証している。
シーケンシャルに関しては、むしろカタログスペック値よりも速度が出ている結果となった。
ランダムリード/ライトに関しては、価格.comに掲載されているレビューにあるようなベンチマークより若干遅い気がするのだが、これはRYZEN環境が影響しているのだろうか?
後日IntelのGen4 M.2 NVMe環境を揃えたら再度レビューを実施できればと考えているので是非当サイトのブックマークとX/Twitterをフォローしてお待ちいただきたい。

10Gbps対応のUSB外付ケース(ヒートシンク+サーマルパッド)に接続し再度計測。

当然のことながらマザー直差しと比べて遅くなるものの、SATA SSDより速度は全体的に出ている。
AS SSD Benchmark
こちらも同じくSSDの読込/書込手素を行うベンチマークソフト。
CrystalDiskMarkとは違い、実用面を想定したコピーテストや、圧縮時のパフォーマンスをグラフ化で確認することができるベンチマークを実行できる。

圧縮は読込は比較的安定しているものの、書き込み時は一瞬落ち込む瞬間を計測し、何度かトライしたが傾向は変わらなかった。
動作温度を検証してみた
CrystalDiskMarkで負荷をかけているタイミングで計測したNM790の温度。
HWMonitor読みだと、Max60度で50度台をうろうろしている状態だった。
ちなみに検証機材のリストは上記に記しているが、GIGABYTEマザーのM.2スロット1はヒートシンクがついている。
経験上NVMe SSDは70度を超えなければそこまで危険水域とは言えない印象。したがってマザーボード標準ヒートシンクの恩恵にあずかっているとはいえ高負荷のベンチマークソフトを回している状況でおおむね50度台であれば熱が問題で動作のボトルネックになることはないだろう。

所感
他にも各種ゲーム系のベンチマークや実際のプレイ(FF14/15、原神、ストリートファイター、モンハンライズ等々)と、動画編集系ソフトのDavinciResolveを検証したが特別SSD起因と思われる引っかかりや速度低下などは見られなかった。(各種ベンチマークは下記記事参照)
まとめ
Lexarは中国資本のSSDブランドで、比較的性能帯に対してコストパフォーマンス重視の価格戦略で販売しているような印象だ。
耐久性的な部分では1-2日検証したのみではなかなか評価しづらいが、速度も申し分なく発熱も特別高いわけではないので、Amazonのタイムセール時などを狙って購入してみるのもいいかもしれない。