PCガジェット

【自作erなら一つは持っとけ】スマホに繋ぐだけでPCの温度を計測可能なおすすめサーモグラフィカメラ3選! 

PC
この記事は約12分で読めます。
記事内に広告が含まれています。
かけだし自作erくん
かけだし自作erくん

自作パソコンをやっていて結構困るのがケース内温度とか、

ヒートシンクの温度がどうなっているかなんだよね。手軽にサーモグラフィのカメラって買えるのかな。高いイメージあるけど。

Kotack<br>(ZACK IT編集)
Kotack
(ZACK IT編集)

スマホで使えるサーモカメラは結構あるよ。

値段も産業向けの本格製品より手頃価格だからガジェット感覚で

1つ持っていても困らないしおすすめ。

今回はPCやガジェットマニアには欠かせないツールである温度を手軽に測る装置「サーモグラフィカメラ」について解説。

まだ持ってない自作erやガジェット愛好家の皆様はぜひ最後まで読んで購入検討しよう。

スポンサーリンク

サーモグラフィカメラとは?

サーモグラフィカメラは、赤外線を利用して物体の表面温度を可視化するツール。建築や産業分野で広く使用されており、廃熱や放熱の異常状態を素早く検知するのに役立つので勿論自作erにも非常に有用なデバイスだ。昨今本格的な産業デバイスの他、スマートフォンに接続可能な機器とアプリも提供され、入手ハードルは下がっている。

出展元:FLIR公式サイト
出展元:Amazon

スマートフォン向けサーモグラフィカメラのメリット・デメリット

産業向けのサーモカメラ機器が多数存在する中で、リーズナブルな価格で入手可能なサーモカメラのメリットデメリットを下にまとめた。

スマホ向けサーモカメラでできること

  • 安価に入手可能
  • Type-C接続やLightning接続で繋いでアプリインストールすることで手軽に使用可能
  • 自作PC等でヒートシンクの放熱性能が不足していないか可視化できる

等々…

スマホ向けサーモカメラでできないこと

  • 安価成品はiOS対応機器が少なくAndorid対応が多い(互換性△)
  • 産業向け機器に比べ熱解像度が高くない為ざっくりした情報しかわからない

等々…

想定の使用環境としては、例えば自作PCを組んだものの、システムの温度が高い。そんな経験はないだろうか。原因はいくつか考えられるがグリスの量が不適切でうまく密着していなかったり、そもそもフィルムをはがし忘れていたり...。

こういったケースをサーモカメラで見てみると、CPUクーラーのヒートシンクに全く熱が伝わっていないことで判別ができるだろう。

あるいは、逆にヒートシンクが非常に高温になっている場合はファンの回転数が低かったりそもそもヒートシンクのサイズがCPUの性能に適合していなかったり原因は様々だ。

それらを確認するのに便利なのがサーモカメラだ。

スマホで使えるサーモカメラ比較表

メーカーFLIRFLIRHIKMICRO
商品画像
商品名FLIR ONE Pro(iOS)FLIR ONE ProMini 2
実勢売価
(2024/6/1時点)
¥52,525¥65,444¥25,798
熱画像解像度160×120
(19,200Pixels)
160×120
(19,200Pixels)
256×192
(49,152Pixels)
フレームレート8.7Hz8.7Hz25Hz
広角55°×43°55°×43°50°×37.2°
精度-20℃~400℃
±3℃/±5%
-20℃~400℃
±3℃/±5%
-20℃~350℃
±2℃/±2%
堅牢性
(1.8m落下試験Pass)

(1.8m落下試験Pass)
IP40
(1m落下試験Pass)
接続端子LightningUSB Type-CUSB Type-C
対応デバイスiOSandroid11/12/13android
重量36.5g36.5g20g
保証期間1年間1年間3年間
備考バッテリー駆動
(連続約1時間駆動)
バッテリー駆動
(連続約1時間駆動)
延長ケーブルあり

”スマホ サーモ カメラ”でGoogle検索するとこのFLIR社HIKMICRO社の2社がメジャーなようなので2社の合計3製品で比較した。

まず価格面で見ると圧倒的にHIKMICROが現在リーズナブルな価格で入手が可能。

また熱解像度等を見てもHIKMICROが若干高性能のようだ。

一方で広角レンズの性能はFLIR製品の方がより広角な為、広い範囲の温度を計測したい場合はFLIR製品を選ぶといいだろう。

耐久性面ではいずれも落下性能を保持しているためさほど不安はない。とはいえ若干FLIR製品の方が優れている。ただIP性能などは取得していないようでスペックシートではそのあたりが不明だった。

HIKMICROはiOS非対応なためLightning端子付きのiPhoneで使用する場合は自動的にFLIR ONE Proを選択することとなる。Type-C対応のiPhoneユーザー向けではFLIR ONE EDGE/FLIR ONE EDGE Proという製品があり、そちらではAndroidのみではなく最新のiPhone 15も対応可能

また、HIKMICROのMini 2はAndroid対応となっているものの、バージョンの範囲が不明だったためそこはウェブサイトに明記してほしいところだ。

重量が若干FLIR製品の方が重いのは、HIKMICROはバッテリー非搭載でバスパワー駆動で軽量のためだ。また、HIKMICRO Mini 2は付属品にType-C延長ケーブルが同梱されており、高いところや低いところを撮影する際にケーブルを伸ばす形で撮影ができるため、取り回しはHIKMICROに分があるような印象。

まとめ

以上FLIRとHIKMICROの計3製品を比較解説してきた。

HIKMICRO製品は実勢価格で他社と比べリーズナブルで付属品の幅も広く非常に取り回しがしやすくお勧めできる。組んだ自作PCやガジェット系の温度計測にはもってこいの製品だろう。

一方でお使いの端末がAndroidではなくiOS端末の場合はぜひFLIR製品も購入検討してほしい。

タイトルとURLをコピーしました