そういえばChatGPTが2024年5月に大幅アップデートされて、
無料ユーザーでも制限付きでGPT-4oが活用できるようになったよね?
これを使って高品質なブログ記事を量産できるのでは???
(ZACK IT編集)
鋭い質問だね!
もしAIを活用したブログの自動化が成功すれば、1人の編集でも
「短期間かつ大量にブログ記事を公開」出来て効率のいいサイト運営が可能になるね!
(ZACK IT編集)
実際にGPT-4oを活用して公開した記事でGoogle検索上位をとれたものを、
後半で公開するよ!
ChatGPT最新モデル「GPT-4o」概要
ChatGPT最新モデル「GPT-4o」は、2024年5月に発表されたOpenAIが開発した高度な自然言語処理モデルであり、以前のバージョンに比べて大幅に精度と効率が向上している。
GPT-4oは、これまでと大きく異なり、画像や音声による入力が可能でより広範な活用手段が期待される。例えばこれまで筆者が注目しているのは、レシート画像の読み取りからスプレッドシートへの転記や、撮影したレシピのカロリー計算など多岐方面にわたる可能性が既に提示されている。
また、膨大なテキストの出力スピードが格段にアップしたことで、ユーザーとのインタラクティブな会話がよりスムーズになった。今後は特に、ビジネス用途やクリエイティブ分野において、精度の高い文章生成が可能であり、さまざまな応用が期待されている。
GPT-4oはそもそも有料じゃないの?無料アカウントでも使用可能?
GPT-4oは無料ユーザーにも時間ごとの回数制限付きで使用可能のようだ。詳しい解説は下記のNoteで解説している方がいるのでよかったらそちらへ。
とはいえこのような優秀な生成AIモデルを制限なしで月額20ドル(約3000円)で使用できるのであれば、破格ではないだろうか。優秀なアシスタントは3000円で雇えるか?という問いを考えれば安いものだ。
そもそもAIでブログを書いて稼ぐことはできる?
ブログを運営してマネタイズしていくには主にGoogleからの検索流入に関して対策をする必要がある。勿論SNSマーケティングのようにSNSで数多くのフォロワーを抱えるインフルエンサーであれば戦略は異なるが基本的にはいわゆるSEO、検索流入の対策が必要になる。
もっとかみ砕いてくと検索した時の画面でより上位表示しなければならないのだ。AIを活用してブログを書くことに懐疑的なユーザーの中には、「そもそもAI生成された記事は検索上位表示されない」と思っている方も少なくない。
しかし検索上位表示されない原因の大きな理由は、「記事の内容が正確ではない」もしくは「記事内容が薄い」この2つだ。AIか人力であるかはさほど問題ではない。
生成AIの進化により数千文字といった文字数のブログ記事を短時間で自動生成することが可能となり、特にChatGPT(GPT-4)の登場で、その精度は飛躍的に向上している。また、自動生成された記事を読み返しリライトする習慣を身に着ければ「AIでブログは稼げない」という疑念は生まれることはない。
AIブログ自体もうオワコンでは?
一部では「AIブログはオワコンだ」と言われることもあるが、実際には正しい理解ではない。
まずSEO知識がないブログ初心者が一発で生成した文章をそのまま利用すればGoogleの検索にインデックスされることはないだろう。ChatGPTは万能の神様ではなく、優秀な編集アシスタントなのだ。優秀な編集アシスタントということは優秀な編集が必要となる。
つまるところ、優秀な編集がいなければ優秀なアシスタントが光ることはない。要は使い手次第なところはある。豚に真珠を与えても価値を見出すことはないだろう。
ブログ記事でAIを活用する上での注意点
リライトの必要性
AIが生成する文章は速度と量的に大変優れたものであるが、いまいち内容が薄いことが少なくない。というか一発では確実に内容が正しくないか、価値の低い薄い文章を生成されるだろう。
このため、一定のリライトスキルが必要となる。リライトを通じて、記事としての価値を引き出し、読者にとってより魅力的な内容にすることが求められる。
例えば、「Apple Intelligence」という検索ワードをたたいて流入してきたユーザーに対して「ティム・クックCEOの今日の服装かっこよかったね」的なトピックを入れて何の価値があるだろうか。極端な例だがそういうことだ。その狙った検索ワードを入力して検索してくるユーザーが何を求めているのかに合わせてリライトや補足していくのは編集である人間だ。
また、その日発表されたような超旬な情報についてGPT-4oといえども正確な情報を生成するとは限らない。というか不可能だ。
以下のスクリーンショットは「Apple Intelligenceはいつつかえるようになるか?」というトピックで生成された文章だ。2024年9月に公開というのはWWDC 2024では明言されてないしこれをリライト無しで公開すると「正確ではない記事」として検索順位を下げられるorインデックスされない要因となりうる。
SEO的に優れているか
SEOとはいわゆる「検索エンジンの最適化」だが簡単に言うと、自サイトに足を運んでもらうために検索エンジンから高い評価を得るための様々な施策の総称だ。
例えばWWDC 2024で発表されたApple Intelligenceであれば「Apple Intelligence 何ができる?」等、その情報を知ってユーザーが何に興味・関心を持つかを先読みしてそれを解決する記事をタイトル含め作ることだ。
内部リンクは関連記事をたくさん作って相互に関連記事へと誘導すれば自ずと内部リンク評価は上がっていく。全く関係のない記事同士で誘導してもクリックされないため内部リンクの最適化は一向に進まないので注意。
外部リンクは他サイトで紹介されたり、SNS上でこの記事面白いと引用されたり、他のブロガーとつながって相互リンクをしたりすることで評価を上げていく。基本的に当サイトは2024年3月に立ち上げたばかりの若いサイトとはいえ既にいくつもの記事で検索上位をとれているが、外部リンクは残念ながらそこまで実現できていないため、もし相互リンク希望のブロガー様がいたらXのDM連絡お待ちしている。
需要のある/ライバルの少ないジャンルか
基本的にライバルが多いジャンルではもう手動で執筆してもAIで生成してもほとんど戦えないため、ターゲットを絞って記事を量産していく必要がある。いわゆるロングテールキーワードというものだ。
「Apple Intelligence」と検索してみてほしい。出てくる上位サイトは大手のWebメディア及びマスメディアのみだろう。そうした企業のドメインに個人のドメインが戦えるだろうか。答えは「No」だ
したがって、「Apple Intelligence できること」だったり、「Apple Intelligence メリット」のようにワードを複数構成することでターゲットがより絞られる。一方でデメリットとしては当然短いワード(ビッグ~ミドルキーワード)と比べて検索ボリュームが少ないため、劇的なPV改善にはつながらないことだ。そのデメリットをAIの自動生成の高効率性をもって高品質な記事の量産をもって解決するのがAI活用におけるブログ運営の肝となる。
今回はApple Intelligence関連の記事をGPT-4o活用で公開したのは、そもそもApple Intelligence自体AIの話題なので面白いと感じたのが主な理由で、レッドオーシャンであることは十分承知の上だったにもかかわらず検索上位を即日取れてしまったので正直筆者が一番驚いているところだ。
実際にGPT-4oでブログ記事書いてみた
実際に先日ChatGPTのGPT-4oモデルを使って制作した記事を公開して即日インデックスに載り上位表示もされたので公開しようと思う。
記事のトピックは先ほどからもふれているが、2024年6月11日未明に発表されたApple intelligenceについての解説記事だ。
Apple製品およびサービスに関する記事というのはもはやレッドオーシャン(ライバル多すぎ)で正直個人のブロガーでは太刀打ちできるようなカテゴリではない。しかしながらGPT-4oを活用したブログ記事で即日5位以内の上位表示されることに成功した。
気になっているのは検索順位だろう。
6月11日13時ごろ公開したこちらの記事だが、当日の22時ごろに検索順位を調べるSEOラボが公開している無料ツール「検索順位チェッカー」を使用して検索順位を調べたのが下記だ。
AIを活用したブログ記事で最も高い数字だと検索1位をとれてしまった。しかも記事公開した当日であることを強調しておきたい。これには正直筆者も驚きだ。ここまで検証する目的で書いた記事が上位に表示されるという予測はつきもしなかった。
まとめ
結論としては、AIを活用したブログ記事でGoogleから検索順位を落とされたりインデックスされないというのはウソ。
とにかく、生成された文章をリライトして正確性・内容の価値に焦点を当てて記事作成に励んでいただきたい。
ただ注意点として、情報を伝える系の記事はAIで可能となったが、当サイトでも頻繁に扱う検証系の記事は勿論人の手が必要な作業となる。自身のサイトや記事のトピックに合わせてAIの活用度合いを変化させてみてもいいだろう。
執筆時間に関しても通常の0から執筆を始めるよりもはるかに速いスピードで記事公開までもっていくことが可能なAI活用は、今後ブロガーに吉と出るか凶と出るかは注目していきたいところだ。