モンハンワイルズの設定を見直してて思ったんだけど、アップスケール(アップスケーリング)って何？RTX 4060を使ってるんだけどDLSSのパフォーマンス優先ってのに自動でなってたみたいだけど変更したほうがいいの？
(ZACK IT編集)
モンハンワイルズは基本的に初回起動時にPC構成を確認して最良の設定にされてることが多いけど若干余裕を見て動作軽めの設定にされてるっぽいね。
アップスケール(アップスケーリング)機能とは？
アップスケーリングとは、ゲームの設定解像度よりも低い解像度でフレームを一旦生成し、再度GPU側での処理で超解像度処理(アップスケール)して表示する技術のことである。ネイティブ設定がフルHD(1920×1080)だとして、元々の解像度でフレームを生成すると高負荷がかかるため、当初HD(1280×720)で出力したのちに再度超解像処理をするといったイメージだ。
この当初生成される低解像度フレームはバランスやパフォーマンス、クオリティ設定などアップスケーリングの設定で様々設定することで変動する。パフォーマンス重視の設定にする程、元々出力される解像度が低くなり大きく画像を引き延ばす処理が必要になるためネイティブと比べると違いが分かるようになる。
アップスケーリングは、モンハンワイルズのような高画質かつ高負荷のゲームでは、フレーム生成と並んで重要な機能となる。もちろんネイティブ解像度ではなくなるものの、プレイ中の動きがある目視でその違いを言い当てることはかなり困難なほど遜色のない解像度でプレイが可能だ。ミドルスペックのゲーミングPCであればフルHD解像度で快適にプレイでき、ハイスペックなGPUであれば本来WQHDのところアップスケール利用で4Kでも平均60fpsを超えるパフォーマンスでプレイできるようになる。
アップスケーリングの設定が複数あるけど違いは？
モンハンワイルズに組み込まれたアップスケーリング技術には、主に以下の3種類がある。
※Xessはバージョンが1.3となり、モンハンワイルズではアップスケール機能のみとなり、フレーム生成を利用できない点に注意。バージョン更新によりXess 2対応すればフレーム生成が利用可能になるが今後に期待したい。
これらの技術は、それぞれ特徴が異なり、画質やパフォーマンスに影響を与える。自身のPCスペックや好みに合わせて、最適なアップスケーリング技術を選択することが重要だ。
違いのより詳細な情報は下記で解説している。
設定方法は？手順を紹介
モンハンワイルズでのアップスケーリングの設定手順は、以下の通りである。
アップスケーリングの品質は、一般的に「パフォーマンス」「バランス」「クオリティ」などのプリセットから選択可能。パフォーマンス設定では、フレームレートが向上するが、画質は低下する。一方、クオリティ設定では、画質は向上するが、フレームレートが低下する。自身のPCスペックとゲームプレイのバランスを考慮して、最適な設定を選択する必要がある。また、DLSSでもFSRでもNative AA(DLSSではDLAAと呼称)が選択可能。
AAとは「アンチエイリアシング」の略で、アップスケール無しのアンチエイリアシングモードである。クオリティは品質優先ではあるがアップスケール処理が入るため、高性能なGPUを使用していて画質優先にしたい場合はこのモードを選びたい。
おすすめ設定は？
当サイトで最新のAMD Radeon RX 9070やコスパ重視のRTX 4060を使用して幾度となく製品版やOBT、ベンチマークを通してモンハンワイルズにおけるアップスケーリングを検証してきたとはいえ、おすすめ設定はグラボの性能にも依存するため、中々難しいが検証した限り少なくとも「アップスケーリングモード」はバランス以下だと画質の低下が比較的違いが分かるほど出てくる。そのためクオリティ以上の設定でプレイ可能なグラボをモンハンワイルズでは用意したい。
解像度設定にもよるが、GeForceならRTX 5070以上、RadeonならRX 7800XTやRX 9070を用意したい。なおAFMF 2やLossless Scalingなどを併用する検証も当サイトでは行っているが、他のフレーム生成を使用する場合はまた条件が異なるため、そちらの記事も合わせて参考にしてほしい。
まとめ
モンハンワイルズのアップスケーリング機能は、ゲームの快適さを大きく左右する重要な要素である。自身のPCスペックや好みに合わせて、最適なアップスケーリング技術と品質を選択することで、より快適なゲームプレイが可能となる。この記事で解説した内容を参考に、ぜひ自分に合った設定を見つけてほしい。
