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intel(インテル) 13/14世代CPU不具合対策パッチ(0x129)適用マイクロコードを含む最新BIOSをマザーボード各社が提供開始

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インテルユーザー
インテルユーザー

インテルが自社のCPU不具合問題に対してマイクロコードアップデートを、

2024年8月中旬までに実施と言っていた気がするけどどうなった?

Kotack<br>(ZACK IT編集)
Kotack
(ZACK IT編集)

マザーボード各社から一部マザーに対しては対策パッチ(0x129)を含む最新BIOSが提供され始めているよ。

ただ、全13/14世代対応マザボに対策BIOSが配信されるまでには時間かかるかもね。

本記事では2024年に話題となっている一部の13/14世代Raptor LakeインテルCPUに発生するとされる不具合への対策パッチ(0x129)をあてたBIOSがマザーボード各社から配信されている件について解説。

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インテルCPU不具合問題 概要

最近話題となっているインテル13/14世代CPUの不具合問題は、一部のモデルにおいて特定の状況下でシステムが予期せぬ動作を引き起こす可能性がある点にある。特に高負荷状態や特定のアプリケーション利用時に、エラーやシステムクラッシュといった現象が報告されている。予期せぬ動作の具体的な症状は電圧が高い状態を長く維持してしまうことで回路を劣化させてしまい結果的にアプリケーションエラーやゲームのクラッシュなどの事象が挙げられている。この問題に対応するため、インテルはマイクロコードアップデート(0x129)を公開し修正することを先日声明として発表していた。

マザーボード各社の不具合対策パッチ(0x129)対応BIOS配信状況

今回の不具合問題は対象CPUが通電している限り不具合の発現リスクがゼロではないため、各マザーボードメーカーは、インテルのアップデートに対応するためBIOSの修正を急ピッチで進めている。現在の状況を以下にまとめる。(メーカー名はアルファベット順とする)

全てのモデルを列挙すると膨大な数になるため下記に紹介しているマザーボード製品は対策済みBIOSの一部となることをご容赦いただきたい。(2024/8/14時点)

もしご自身の使用中マザーボード製品の対策BIOS有無を確認したい場合はメーカーページも併せてご参照いただけると幸いだ。

ASRock

ASRockはここでリストアップしているモデルは一部になるが、ほとんどのZ790/B760チップセットで既に最新マイクロコード適用済みBIOSが配信されているように見える。もし使用しているマザボがASRockの場合はメーカー製品ページも併せて参照してほしい。

Update CPU microcode to 0x129と記載あれば対策パッチ適用済みBIOSとなる
ASRock > マザーボードシリーズ
ASRock, Motherboard, Mainboard, Intel, AMD, アスロック, マザーボードシリーズ

ASUS

ASUSも同じく最新マイクロコードを含むBIOSが配信されているが、一部モデルにおいてβバージョンとして配信されているものもある。後日正式版がリリースされるかどうかは不明だが、アップデートは自己責任で実施いただきたい。

https://www.asus.com/

※2024/8/26 既に正式版BIOSを公開されているモデルが増えてきた。お使いのマザーがASUS製の場合は該当する製品ページのBIOSページを確認してほしい。

[NUC/デスクトップ PC/Mini PC] 第13世代および第14世代インテル製デスクトッププロセッサーの安定性の問題、および、最新の ASUS の BIOS 更新に関して | サポート 公式 | ASUS 日本

※2024/8/21追記。ASUS JAPANのX(旧Twitter)アカウントより8月中旬から各マザーボード製品に対策パッチが適用された新BIOSが配信されることが発表された。

ASUS JAPAN Xアカウントより

GIGABYTE

GIGABYTEは筆者もAORUS ELITE X AXシリーズを使用しているが白マザーで定評のあるメーカー。それらも今回既に対策BIOSアップデート済みの為もしユーザーの方がいたら早目にアップデートすることをおすすめする。

Update microcode 0x129と記載あれば対策パッチ対応済みBIOSとなる

MSI

MSIは自社公式ホームページにてニュースリリースを公開しており、それによると13/14世代CPUの不具合問題への対策として最新の0x129マイクロコードを搭載した最新BIOSをインテル700/600シリーズチップセット搭載マザーボードへ順次リリースしていくとしている。

対策BIOSが配信されているかどうかの判別は、更新内容に「Update CPU Microcode 0x129」と記載されているかどうかで確認可能。

現在までに配信が確認できたマザーボード製品は下記上位機種のみである。

Access Denied

※2024/8/26追記 既にインテル13/14世代が対応となる600/700シリーズマザーボードすべてに修正パッチ適用済みのBIOSを配信したと発表した。

Access Denied

まとめ

インテルの13/14世代CPUに対する不具合対応として、各マザーボードメーカーが提供するBIOSアップデートは非常に重要である。対策BIOS公開済みのマザーボード製品をお使いの方は早急に対応することをおすすめする。今回のマイクロコードアップデートにより、システムの安定性が向上し、不安定性が改善される見込みだが、既にクラッシュやエラーなどの不具合が発生してしまっているユーザーに関してはインテルカスタマーサポート窓口に問い合わせを行うなど適切な対応を行うことが求められる。

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