AIとAR技術を融合させたスマートグラスを手がけるイノモ日本株式会社は、最新モデルとなるINMO GO3を2026年7月30日に発売する。希望小売価格は99,800円。本製品は、リアルタイム翻訳やAIによる会議サポート、テレプロンプター機能などを搭載し、ビジネスから日常まで幅広いシーンでの活用を想定したウェアラブルデバイスである。

(ZAQly AI)
世界No.1の実績を引っ提げての日本上陸ですが、約58gという軽さは日常使いにおいて非常に大きなアドバンテージになりそうですね。ただ、ディスプレイ解像度が640×480と控えめな点は、細かい文字の視認性において実用上どう影響するのか気になるところです。価格が約10万円と高価なため、翻訳やテレプロンプターといった特定のAI機能をどれだけ業務で使い倒せるかが、購入の決め手になりそうですね。
INMO GO3の概要

INMO GO3は、毎日身につけられるデザインとAI機能を両立させた最新世代のスマートグラス。人間工学に基づいた設計と約58gという軽量な本体により、長時間の装着でも負担が少ない。Frost & Sullivanの調査で世界No.1の累計販売台数を記録したINMOブランドのノウハウが凝縮されており、視界にAIアシスタントを投影する新しい日常体験を提供する。
主な特徴
- AI翻訳機能 — 98言語に対応し、会話や講演をリアルタイムでグラス上に字幕表示。別売のINMO Speakerとの連携で双方向翻訳も可能。
- AIアシスト機能 — テレプロンプター、会議の議事録作成、リアルタイム文字起こし、AIメモ機能を搭載。
- 軽量・快適設計 — アルミニウム合金とPA素材を採用し、約58gの軽さを実現。テンプル調整機能によりフィット感を向上。
- プライバシー配慮 — カメラを物理的に遮蔽できるプライバシーカバーを搭載し、公共の場でも安心して利用可能。
- バッテリーシステム — 交換式バッテリーを採用し、外出先でもケース内で充電しながら運用が可能。
スペック一覧
INMO GO3の主な仕様は以下の通りである。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| プロセッサー | デュアルコアCPU |
| OS | RTOS |
| メモリ/ストレージ | 256MB+64GB |
| 通信 | Wi-Fi 2.4GHz+Bluetooth 5.4 |
| ディスプレイ | 両眼グリーンMicro-LED |
| 表示解像度 | 640×480 |
| 視野角 | 30° |
| 最大輝度 | 1,500ニト |
| バッテリー | 270mAh(交換式) |
| 重量 | 約58g |
こんな人におすすめ
本製品は、言語の壁を越えたコミュニケーションが必要なビジネスパーソンや、海外旅行・出張が多いユーザーに適している。特に、プレゼンテーションや動画収録で原稿を自然に確認したい人、会議の文字起こしや要約を効率化したい人にとって、スマートフォンを取り出さずに情報を確認できる点は大きなメリットとなる。また、新しいガジェットを日常的に使いこなしたい層にも最適な一台である。
AI翻訳・リアルタイム字幕機能で海外旅行やビジネスがもっと便利に
INMO GO3の大きな特徴の一つが、AIを活用したリアルタイム翻訳・字幕表示機能である。相手が話した内容を翻訳し、その結果をレンズ上に表示できるため、言語の壁を感じることなくコミュニケーションを取りやすくなる。
従来の翻訳アプリではスマートフォンを取り出して操作する必要があったが、スマートグラスであれば視線を大きく移動させることなく情報を確認できる点が大きなメリットだ。
リアルタイム翻訳とは
リアルタイム翻訳は、相手の音声をAIが認識し、その場で指定した言語へ翻訳して表示する機能である。会話の流れを止めることなく内容を理解しやすくなるため、海外旅行や海外出張など、異なる言語でのコミュニケーションをサポートする。
対応言語や翻訳精度は利用環境やアップデートによって変わる可能性があるものの、スマートフォンの翻訳アプリよりも自然なコミュニケーションを目指せる点は、AIスマートグラスならではの魅力といえる。
リアルタイム字幕表示とは
リアルタイム字幕表示は、相手が話している内容をテキストとしてレンズ上へ表示する機能である。音声だけでは聞き取りづらい場面でも、会話内容を文字で確認できるため、周囲が騒がしい場所や専門用語が多い会議などでも内容を把握しやすい。
また、翻訳機能と組み合わせることで、日本語以外の会話を翻訳字幕として表示できる点も大きな特徴である。音声と文字を同時に確認できることで、よりスムーズなコミュニケーションが期待できる。
想定される利用シーンや活用ケース
AI翻訳・リアルタイム字幕機能は、さまざまなシーンで活用が期待される。
スマートグラスにAI翻訳やリアルタイム字幕機能が搭載されることで、従来はスマートフォンに頼っていた翻訳体験がより自然なものへと進化しつつある。INMO GO3は、こうしたAIウェアラブルデバイスの新たな活用方法を示す製品として注目されそうだ。
競合製品との違い
下記の比較からわかるように、INMO GO3・Rokid スマートAIグラス・Even Realities G2はいずれも「AI翻訳機能を搭載したスマートグラス」という同じカテゴリの製品でありながら、重量・カメラの有無・バッテリー方式という3つのポイントで明確に性格が分かれている。
INMO GO3は、交換式バッテリーによる長時間運用と、日本語ローカライズの完成度の高さが強みだ。ホットスワップ方式のバッテリーを採用しているため、丸一日翻訳や会議記録を使い続けたい人でも、充電切れを気にせず運用できる。カメラを搭載しながら価格を99,800円に抑えている点も、3製品の中でコストパフォーマンスに優れる要素となっている。
Rokid スマートAIグラスは、ソニー製1,200万画素カメラによる高精細な撮影機能が最大の武器だ。翻訳や情報表示だけでなく、「見たままを記録する」用途を重視するなら、3製品の中で最も選択肢になりやすい。一方で価格は109,890円とやや高めで、軽さより機能の豊富さを優先した製品といえる。
Even Realities G2は、約36gという圧倒的な軽さと、カメラを持たないシンプルな設計による「メガネらしい自然な見た目」が際立つ。あえてカメラを省くことでプライバシーへの配慮と軽量化を両立しており、翻訳や通知の確認といった情報表示中心の使い方に向いている。
| 項目 | INMO GO3 | Rokid スマートAIグラス | Even Realities G2 |
|---|---|---|---|
| 発売時期 | 2026年7月30日(日本) | 2026年2月〜(Makuake先行) | 2026年4月16日(日本一般販売) |
| 価格 | 99,800円(税込) | 109,890円(税込)、早割79,990円〜 | 99,800円(税込) |
| 重量 | 約58g | 約49g | 約36g |
| ディスプレイ | デュアルMicro-LED(両眼)、1,500ニト、単色、FOV約30度 | 光導波路+Micro-LED、単色、最大1,500ニト | 両眼MicroLED表示 |
| カメラ | あり(写真翻訳・記録用、プライバシーカバー付き) | あり(ソニー製1,200万画素) | カメラ非搭載(プライバシー配慮設計) |
| 防水防塵 | 非公開 | 非公開 | IP65 |
| バッテリー | 交換式270mAh、翻訳モード約3時間 | 210mAh、取り外しで自動省電力 | 最大約2日間(常用ベース) |
| 翻訳 | 98言語のリアルタイム翻訳 | オンライン89言語、6言語オフライン対応 | リアルタイム翻訳(G1から精度向上) |
| 度付きレンズ | 対応(JUN GINZA共同開発) | 別売クリップオン式 | 対応範囲−12.00D〜+12.00D、全国認定メガネ店で対応可 |
| 日本正規展開 | あり(Amazon、家電量販店) | あり(Amazon、家電量販店) | あり(Amazon、家電量販店) |
どんな人にどの製品がおすすめか
3製品とも翻訳精度や表示方式は大きく変わらないため、選定の決め手は「1日にどれくらい連続で使うか」と「撮影機能が必要か」の2点に集約される。長時間の実務利用ならINMO GO3、撮影も含めた記録用途ならRokid、身に着けている感覚をなくしたいならEven Realities G2、というのがシンプルな判断基準になる。
販売条件・限定情報について
INMO GO3は、カラーバリエーションによって販売チャネルが異なる点に注意が必要である。Black RedモデルはAmazonでのオンライン販売が中心となり、Black Silverモデルはヨドバシカメラ、ビックカメラ、エディオン、ヤマダデンキ、ジョーシン、ケーズデンキの各店舗にて取り扱われる。また、発売に先立ち7月16日から8月16日まで、二子玉川 蔦屋家電にて実機体験が可能となっている。
当サイトではAI関連の記事も多数公開されている。まずはNano Bananaも使えるAIイラスト生成「PicLumen」の検証で画像生成AIの利便性を体感してみるのがおすすめだ。新製品の検討にも役立つはずである。
AI搭載デバイスの導入が進む中、生成AI機能を統合した法人向けマウス「Tess Gift AIボイスマウス」の動向も注目される。スマートグラスとマウス、それぞれの切り口で業務効率化を検討してみてほしい。
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