エクセル(Excel)で先頭の0が消える！？ゼロを表示するための対処法3選！

なぜ先頭の0が消える？

Excelでは、セルに入力されたデータを自動的で処理しているため、先頭に0がある場合その0が消えてしまうことがある。

これは、Excelが入力された値を数値データとして解釈し、不要なゼロを省略する仕様だからだ。このため、例えば「0123」と入力してもそのままの自動認識であれば「123」と表示されてしまい桁数を合わせようと思った場合に不都合が生じることとなる。

対処法が複数あるため、次からは解決策を紹介していく。

入力した値を文字列に変換する

一つ目の方法は、セルのデータを文字列として認識させることです。

これにより、そのセルに入力された数値は文字列として認識され、先頭の0も消えずに表示される。

セルの先頭に「'(シングルクォート)」を入力する

次に、セルの先頭にシングルクォート（’）を入力する方法を紹介。

先ほど紹介した書式の変更よりもシンプルだが編集したいセルが1つ2つであればこの手段は有効。

しかしながら複数セルにわたって編集するのはセルの範囲指定をして書式設定してしまったほうが楽と思われる。

シングルクォートを入力すると、そのセルの内容は文字列として扱われるため、先頭の0も表示される。

TEXT関数を使用する

数式を使って先頭のゼロを表示する方法もある。この方法は、商品コードなどあらかじめ決められた桁数が存在するときに有効だ。

その方法がTEXT関数だ。これを使うと指定した書式に値を変換可能で、文字列以外も指定可能だが今回のトピックでは割愛する。今回は10桁なのでTEXT関数の2つ目の引数に”0000000000”と入力。

=TEXT(0123456789, "@")

まとめ

Excelで先頭のゼロを表示するための3つの対処法を紹介した。

これらの方法を使って、Excelでの作業をよりスムーズに進めることができれば幸いだ。必要に応じて使い分けることで、先頭のゼロが消える問題を解決できるようになるだろう。