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【緊急】Windows UpdateしたらPCが起動しなくなった!?対象メーカーが更新をしないようアナウンス【KB5063060&KB5060842】

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Windows<br>ユーザー
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PC起動したらいきなり画面全体がブルーの自動修復画面が出てきてOS起動できないんだが…まさか壊れた?仕事はじめられない…。

Kotack<br>(ZACK IT編集)
Kotack
(ZACK IT編集)

PCが壊れた時やデータ破損の時も起きがちの症状だけど、今ちょうどWindows Updateが原因でそれになるユーザー続出してPCメーカーが更新するなって言うくらいやばい状況だから何とも言えん…。

2025年6月のWindows Update「KB5060842」適用後、一部PCでOSが起動しなくなる深刻な不具合が発生。これを受けてPCメーカー各社ががOSの更新をしないよう注意喚起。本記事では、この不具合の原因と、OSが起動しなくなった際の具体的な対策、そして今後のWindows Updateにおける注意点について詳細に解説する。

Windows Update後OSが起動しなくなる深刻な不具合

2025年6月に配信されたWindows Update、特に更新プログラム「KB5060842」を適用した後、一部のパソコンでオペレーティングシステム(OS)が正常に起動しなくなるという深刻な不具合が確認されている。具体的な症状は主に、ブルースクリーンで回復画面が表示され起動できない状態もしくはBIOS自体が完全に起動しない症状の2通りに分かれる。

この事象は、特定のPCメーカー製のモデルで報告されているが、今後対象機種が拡大するかどうかは現状不明だ。現在正式にアナウンスを出しているメーカーは下記の通りだ。

Windows Updateに起因する起動トラブルをアナウンスしているメーカー

これらのメーカーは、自社製品のユーザーに対し、現時点でのWindows Updateを無効にするかインターネットから隔絶するよう呼び掛けている。もし、既に適用してしまった場合の対応方法についても情報提供を開始している。

この不具合は、PCが全く起動しない状態に陥るケースが多く、ビジネスユースや学業でPCを使用しているユーザーにとっては極めて重大な問題となっている。通常、Windows Updateはシステムのセキュリティ強化や機能改善を目的として定期的に配信されるものだが、稀にこのような互換性の問題や予期せぬ不具合が発生することがあるため、適用には常に慎重な姿勢が求められる。特に今回は、システムの中核に関わるOSの起動に影響を及ぼす致命的な問題であり、多くのユーザーが混乱に陥っているのが実情である。

起動しなくなる原因は?

今回の2025年6月配信のWindows Update適用後にOSが起動しなくなる不具合の具体的な原因は、現在のところMicrosoftは調査中であるとしているが、「特定のデバイスモデルで使用されているサードパーティ製ファームウェアと、Windowsとの互換性」に問題があるとしている。

ファームウェアとは、OSやドライバーよりも先に動作するハードウェア制御をするためのソフトウェアのことで、さらにかみ砕いて説明すると、UEFI(BIOS)のことである。つまり今回のWindows Updateの不具合は一部メーカーのPC製品のBIOSレベルで深刻な影響を与えうるトラブルを引き起こしてしまい今回ののような混乱を招いたといえる。

今回の不具合に関する対策は?

今回の対象機種におけるWindows Update適用後にOSが起動しなくなる不具合に合わないようにするたった一つの対策方法は、メーカーがすでに発表しているが残念ながらWindows Updateを止めるほかない。更新設定を見直してアップデートを止める、それが難しければ今回不具合対象機種を発表したメーカーの1つ、GIGABYEに至っては無線LAN/有線LANに接続しないor無効にするよう呼び掛けるほどだ。それほど今回の不具合については緊急性が高く対策もほぼない危機的状況であるといえる。

もし既にWindows Updateを適用してしまい不具合に遭遇した場合…そうした場合は現状メーカーに問い合わせて対応を待つか、BIOSの更新を案内しているメーカーもある。すでに修正プログラムを配信しているメーカーであれば更新で対応できるがまだの場合はメーカーに問い合わせを行おう。

なおEPSON DIRECT(エプソンダイレクト)は修理対応でUEFI(BIOS)の修正を行うとしている。

まとめ

2025年6月に配信されたWindows Updateは、Windows関連の不具合の過去を振り返ってみても、かなり深刻な部類に入るように見えるかもしれない。しかし幸いなことにすべてのPCに今回の不具合が当てはまるわけではなく、一部の機種に限定されることが救いであるといえよう。

とはいえ、発売数年が経過した旧型機種であればまだいいが、GIABYTEの対象機種を見ると昨年発売されたばかりのGIGABYTE G6シリーズ(型番がKF-/MF-で始まる製品)も含まれるなど、対象ユーザーも必ずしも少なくはなさそうな点が懸念点。もし自身が対象製品を使用中、もしくはすでに不具合に見舞われているばあは速やかにメーカーサポートにと問い合わせるように勧めたい。

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