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ミドルスペックでも200fps越え!モンハンワイルズBetaの各設定項目ごとにフレームレート検証してみた その2

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自作PC予算15万未満じゃないと許せないマン
自作PC予算15万未満じゃないと許せないマン

ハイエンド構成じゃなくても本当にモンハンワイルズで200fpsでるの!?

本当だったらPS5より全然いいし新しく自作PC組んじゃうけど、

嘘だったらひっぱたくよ??

Kotack<br>(ZACK IT編集)
Kotack
(ZACK IT編集)

今回の11月初頭の3連休全返上してカエル(チャタカブラ)数十体倒しまくって、

検証したデータだからぜひ見て供養してってくれ…。本当に疲れた。

本記事では前回の「【こんなスペックで大丈夫?】RYZEN 5 8600GでモンハンワイルズBetaに参加!?各設定項目ごとにフレームレート検証してみた その1」からの続編記事であるため前回の記事を参照した上で読んでほしい。

RYZEN 5 8600GとRTX 4060の組み合わせでフルHD200fpsをAFMF 2のフレーム生成込みで達成した備忘録。もちろんWQHDやUWQHDなどの高解像度設定でも検証したデータを公開するので「モンハンワイルズ」の製品版発売までにPCを一新したいユーザー必見の記事だ。ちなみにウルトラワイドモニター(UWQHD解像度)は今回テストプレイしてみて映像の壮大感が高くでオススメ。

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前回までのあらすじ

前回はRYZEN 5 8600G+RTX4060の構成で、WQHD/DLSS3.5/ウルトラ/クオリティ設定で映像出力を内蔵グラフィック側からとするか、グラボ側からとするか変更した場合にフレームレートに影響はあるのかという点において検証を進めてきた。

今回はその検証を受けてすべてマザボ(内蔵グラフィックRadeon 760M)側で検証をしていく。

使用するゲーミングPCの構成リスト

前回紹介した通り。

パーツ型番・品名備考価格
OSWindows 11 Home 23H2最新Update済(24/8時点)Amazon
CPUAMD Ryzen 5 8600G BOXGeForce Game Ready 566.03Amazon
GPUAMD Radeon 760M(APU内蔵)Adrenalin Edition 24.10.1
GPU2PNY Geforce RTX4060 8GB
VETRO Dual Fan OC White
白グラボAmazon
クーラーAK400 DIGITAL WH白クーラーAmazon
M/BB650M AORUS ELITE AX ICE白マザーAmazon
メモリCMH32GX5M2E6000C36W白メモリAmazon
SSDSamsung 990 EVO 1TBAmazon
電源SST-DA750R-GMA-WWW白電源Amazon

早速検証

検証条件は以下の通りで前回と変わらずだが、解像度とフレーム生成技術の切り替えを行いつつ項目別にフレームレートを検証した。なお、設定変更の際は全て一度ゲームをシャットダウンし再起動をかけている。ゲームによっては解像度含む画面設定後は再起動が必要なコンテンツもあるため、プロファイルが正しく読み込まれず負荷が変わらない可能性を考えてのこと。これがまた時間かかるうえベータ版であるからか起動失敗に何度も見舞われた…。

検証条件1検証条件2
検証場所集会所ロビー
(プレイヤーが多く負荷が高い)
チャタカブラ討伐
(ソロ、エリア移動あり)
項目検証設定内容
解像度
フルHD(1920×1080)
WQHD(2560×1440)
UWQHD(3440×1440)
フレーム生成1DLSS 3.5/FSR 3
フレーム生成2なし/AFMF 2オン
アップスケーリングクオリティ
プリセット中/高/ウルトラ

DLSS 3.5

ロビー(集会所/マルチ)

ロビーはアクセスしているプレイヤーが多ければ多いほど大変負荷の高い場所。平均値だけで見ると8600G+RTX4060(接続はマザボ)の構成で「フルHD/高設定/クオリティ優先」までは60fpsを超えているように見えるが、0.1%lowでは「フルHD/高設定/クオリティ優先」でも60fpsを割る。またウルトラ設定だとVRAM不足だからか、NPCやモンスターがポリゴン化してしまいおそらく正確にフレームレート計測ができていない可能性あり。

フルHD以外のウルトラ設定では毎回ポリゴン化したアルマと対面することとなる。

カエル(チャタカブラ)討伐

続いてチャタカブラの討伐。こちらはソロで狩りに行っているためマルチ特有の重さはなく、検証データからもフレームレート向上が見て取れる。しかし、エリア移動の際に毎回決まったルートを通っていくのだが、草原エリアは草木の描写が重いようで比較的フレームレートが落ち込む結果となった。

操作に慣れてくると罠を使って即殺もできるのだが、エリア移動を促して同じ条件下でフレームレート計測を測るためにあえて草原方面へ逃がしたりと苦労した裏側がある。

ソロ討伐だけ見るとフルHDウルトラ設定であっても1%lowで50fps台なのでおおむねは快適。実際の検証中に感じた不快指数も不自然なフレームレート落ち込みもほとんど見られなかった。

FSR 3

「モンハンワイルズ」に実装されているフレーム生成技術にはDLSS 3.5の他、FSR 3もある。画質の違いについて細かく分析する時間がなかったものの、大まかな違いとしてはNVIDIAのフレーム生成でRTX40シリーズのみで使用可能なのがDLSS 3.5、FSR 3はRTX20シリーズでも使用可能の他、AMD Radeon RXシリーズでも使用可能だ。

今回RTX4060を搭載しているが、グラフィック出力自体はRYZEN 5 8600G搭載のRadeon 760Mから出力している。しかしDLSS 3.5及びFSR 3双方でフレーム生成が可能であることが分かった。

今回の検証ではすべてのプリセット設定での検証は間に合わなかったものの、ウルトラ設定のプリセットでのみ各解像度でデータの検証ができたため公開。

ロビー(集会所/マルチ)

ロビーはマルチのアクセス数要素の方が高く影響を受けるような気がするので正直このデータにあまり参考度合いが高いとは思えないが一応貼っておく。このデータでは解像度設定による違いもまちまちなので時間があれば計測し直したかったのだが…。

カエル(チャタカブラ)討伐

こちらは各解像度設定リニアにフレームレートの傾向が反映されている。

FSR 3を選択すれば、フルHDウルトラ設定でも1%lowが60fps近辺まで出るため、8600G+RTX4060でプレイ可能な印象を受けた。

UWQHD解像度(3440×1440)のウルトラワイド解像度でも、FSR 3だと平均だけでいえば60fps近く出せていることに驚き。

AFMF 2強すぎ説検証

お待ちかねのモンハンワイルズ200fpsチャレンジの時間。

前回記事で説明したのでAFMF 2とは何ぞやという話と設定方法は割愛する。繰り返しになってしまうが、AFMF 2はRTX 4060に搭載されている端子経由からでは有効化されないため、必ずマザボに搭載された端子から映像出力を行う必要がある。マザボ(8600G/Radeon 760M)から映像出力を行うことで、AFMF 2は使用可能となり、かつRTX4060のパワーも余すことなく活用することができる。

フルHDウルトラ設定で驚異の200fps越え。RTX4060もRadeon 760Mも80%以上の負荷率で双方あくせく働いてくれている。

驚異の高フレームレートをたたき出し、UWQHD(3440×1440)解像度に至っても平均120fpsに迫る勢い。PS5なんて窓から投げ捨てたくなる快適さだ

ただ、このデータ自体はRadeon Software: Adrenalin Editionに搭載されているログ機能で出力したデータを加工しているのだが、UWQHD(3440×1440)のチャタカブラ討伐中の草原地帯でAFMF 2上のフレームレートが100前後に落ちる場面で表示されているフレームレート以上に若干の遅延やコマ落ちを断続的に感じ3D酔いのような感覚に見舞われた。AFMF 2中間フレーム生成前のfpsが60(生成後120)を下回るとあまり快適ではない場合があるのかもしれない。

UWQHDのチャタカブラ計測中の様子。左上に表示されるAfterburnerではAFMF2のフレーム生成は計測できず、右上のAdrenalin Editionのログ機能で記録する。また、AFMF 2オン時には右下のタスクマネージャー上でもわかる通り、RTX4060のみならずRadeon 760Mも比較的高い負荷を処理することになる。

ただ間違いなく言えるのはフルHDやWQHD設定においては実感できるほどのフレームレート向上を見て取れた上、入力遅延もほとんど体感することはできなかった。

結論としてはAFMF 2フレーム生成後100~120fpsを下回らないグラフィック設定であればAFMF 2は本領を発揮するため、リフレッシュレートの高い高性能ゲーミングモニターも「モンスターハンターワイルズ」発売前に検討してはいかがだろうか?

もちろん今後様々なゲームタイトルでAFMF 2の実力を測って行ければいいと考えている。

まとめ

予算15万円前後のゲーミングPCといえば、今まではCore i5/RYZEN 5(CPU)+GeForce RTX XX60の構成が鉄板だった。 しかし今回の検証を受けてRYZEN 5(APU)の価値・可能性について再考する必要があると考える。もしAFMF 2にバージョンアップしてからさらにフレーム生成が様々なタイトルで汎用的に使用可能になったようであれば、既にCore i5やRYZEN 5(CPU)の地位は脅かされるものになるだろう。というのも現在のこれらの価格を比較すると、下記のようになる。

Core i5 14400FRYZEN 5 7600RYZEN 5 8600G
コア数6P+4E66
スレッド数161212
内臓GPUなしRadeon GraphicsRadeon 760M
実勢価格(2024/11/4時点)約3.25万円約3.35万円約3.3万円

値差がないにもかかわらず、AFMF 2を使用可能で、大幅にフレームレートを向上させる技術を搭載している。RTXシリーズのミドルクラスと組み合わせ使うことで圧倒的なコストパフォーマンスを誇り、ゲーミングPCライフを楽しむことが可能なことを考えればこの3つの中で8600Gを選ばない選択肢があるのか?

そして今回検証した「モンハンワイルズBeta」だが、あくまでベータ版なので製品版ではまた違った挙動をする可能性も否定できない。今回の検証データは「ベータ版ではこういうデータが取れたよ」以上の情報では全くないためご了承願いたい。

ともあれ今後は8600G+RTX4060の組み合わせで様々なゲームタイトルを検証する記事を予定している。ぜひとも今後とも興味があればお付き合いいただきたい。

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