Intel(インテル)、一連の不具合騒動に関する対象のCPUへの延長保証対応を発表

BTO PCユーザー

Intel BOX CPU※ってさ、通常3年保証だよね？？

でも僕が購入したBTOパソコンは保証期間1年間なんだけど…。

この場合1年半後に件の不具合問題発生したら無償修理受けられるの？泣

Kotack
(ZACK IT編集)

米インテルは今2024年8月1日時点で、不具合対象製品の

保証期間延長を発表したよ。ただ、日本国内のBTOパソコン各社に適用されるかどうか

現時点で各社は一切不具合問題に言及してないので不明。

※BOX CPUとはPCショップや家電量販店で購入できるCPU製品単品のこと。

本記事は連日話題となっているIntel(インテル)の特定ゲームやアプリケーションで発生するクラッシュなどの不具合問題に関する続報。米インテルが自社のコミュニティサイトにて保証期間延長を発表する中、日本国内でのBTOパソコンを製造する各社でも同様の対応を受けられるのか、解説していく。

Intel(インテル)、使用中の13・14世代CPUに不具合が発生しているかどうかの確認方法を案内中

ここ直近、インテル(Intel)の13世代および14世代のRaptor Lakeデスクトッププロセッサに関する不具合がReddit上で話題となっており、その不具合が実際に自身のシステムで発生しているかどうかの確認方法をこの記事では解説している。もしお使いのCPUが不具合対象製品リストに入っていた場合このチェック方法で確認してみてはいかがだろうか。

Intel(インテル) CPU不具合これまでのあらすじ

連日話題となっている本件、すでにご存じの方も多いだろうがもしまだ全容をとらえきれてない方はぜひ前回までの記事をいくつか目を通すとわかりやすいだろう。

intel(インテル)の13世代及び14世代の不具合問題はKなしモデルも対象であることがこっそり判明

直近8月ごろをめどにマイクロコード更新を発表したインテル。そろそろ解決の糸口にたどり着きたいと考えるこの頃だが、対象モデルがこの期に拡大したことを受け正直驚きを隠せない。対象にはBTOでも頻繁に搭載されるCore i5 13400や14400といったミドルレンジCPUモコの不具合問題が発生することが否定できない対象機種として列挙されている。詳しくは記事本文へ。

今回発表した対応内容について

インテルは、この一連の不具合に対する対応として、該当するCPUの保証期間を延長することを発表した。具体的には、通常の保証期間に加え、追加で2年間の延長保証を提供する。この延長保証は、対象となるCPUを購入し、交換プロセスが発生するユーザー全てに適用され、既存の保証期間が終了した場合でも、延長保証期間内であれば対応が自動的に適用される形となるが、詳細は後日発表するものとしている。

インテルは、影響を受けたユーザーが安心して製品を使用できるよう、迅速かつ柔軟な対応を行っている。

Intel Core 13th/14th Gen Boxed Desktop Processor Warranty Update

Intel is committed to making sure all customers who have or are currently experiencing instability symptoms on their 13t...

BTOパソコン購入者はどうなる？

今回対象CPU購入者に関してはBOX CPU/BTOパソコン両者のユーザーともに延長保証対応を受けることが可能だ。ただし、BOX品を購入したのか対象CPUが組み込まれた製品を購入したかによって問い合わせ先が異なるようだ。

BOX CPU購入者	OEMやシステムインテグレーター経由で購入したユーザー(BTOも恐らくこちら？)
インテルカスタマーサポート	製造元のサポート窓口に問い合わせ

また、今回発表を行ったのは米インテルのコミュニティサイト内のみとなっており、日本国内での対応取り扱いが不明。BTO各社からも本件について発表があるのか、もしくは特に発表はしない一方で不具合申告をしたエンドユーザーに所定の対応を行うかは現時点までではわかっていない。

続報があれば当サイト内でもお知らせしていく。

対象CPUおさらい

新たに追加された対象製品含め下記の記事でリストアップしたので自身の使用しているCPUやBTOパソコンが対象か否かはこちらの記事で確認してほしい。

intel(インテル)の13世代及び14世代の不具合問題はKなしモデルも対象であることがこっそり判明

まとめ

インテルは、今回のCPU不具合に対する対応として、該当するCPUの保証期間を延長することを発表した。この対応により、影響を受けたユーザーが安心して製品を使用できるようになることを願う。

BTOパソコンの購入者も延長保証の対象となると思われるが、ここに関しては詳細情報を待ちたい。インテルは引き続きユーザーの信頼を回復するための努力を続けている。前回までのマイクロコードアップデート告知及び今回の保証期間の延長対応発表によって事態が鎮静化していくことで、次世代のデスクトップ向け「Arrow Lake」もユーザーが期待して待てるような状況になっていると良いのだが。