タスクバーを小さくしたい場合
ExplorerPatcherを使用することで、タスクバーのサイズを通常サイズと小サイズ選ぶことが可能になる。これにより、いずれか好きなサイズにタスクバーを変更することができる。こちらもExplorerPatcherの設定画面から調整を行う。

反映しない場合はエクスプローラーを再起動。
ExplorerPatcherをアンインストールしたい
上手く動作しなかったもしくは事情がありアンインストールしたい場合は下記の通り実行。

ただし、ExplorerPatcherをアンインストールしても、従来のエクスプローラーが勝手に再起動しない場合がある。その場合、スタートボタンはおろかタスクマネージャーも簡単に起動/操作することができずパニックになってしまうかもしれない。
その場合は落ち着いて、「Ctrl+Alt+Del」のショートカットを押して開くメニューで、一番下にあるタスクマネージャーを起動しよう。

タスクマネージャーを起動出来たら上の画像のように、「アプリの履歴」→「新しいタスクを実行する」→「”explorer.exe”と入力」→「OK」を押せば見慣れたタスクバーが画面下に再表示される。
Windows 11 バージョン24H2の不具合の影響はある?
現時点では、23H2でも24H2でもExplorerPatcherが動作したことは報告しておく。ただ、上で検証してきた通り、安定性という意味では今一つなのでそれなりに割り切りつつ、会社の仕事用PCではくれぐれも使わないことを念頭に置きたい。そもそも外部のフリーソフトを許可なしにインストールできるレベルのITリテラシーの会社も今時少ないとは思うが…。

ExplorerPatcherに危険性は?
ExplorerPatcherはオープンソースのソフトウェアであり、GitHubでソースコードが公開されている。そのため、比較的安全に使用できると言える。しかし、インストール時にセキュリティソフトやWindowsがこのアプリをマルウェア判定するケースが報告されている。ExplorerPatcherの開発元はこれに関してはmicrosoft側の敵対的対応であることを主張しているが、筆者が実際に検証で使用した際には特にセキュリティの警告は出ずに使用できた。
とはいえ、使っていてうまく設定が反映せず、エクスプローラーの再起動が必要になることもしばしばあったため、安定性という意味でいえば先述の通り仕事用PCに入れることは全く推奨できなかった。あくまで自己責任で当サイトで試した結果のみをお伝えしていく。

まとめ
Windows 11ではタスクバーのカスタマイズ性が以前のバージョンから縮小されたが、サードパーティ製ツール「ExplorerPatcher」を組み合わせることで、以前と同じくタスクバーの上下左右位置変更や小さいタスクバーを利用することが可能である。ただし、ExplorerPatcherは高度なカスタマイズを可能にする強力なツールであるが、安定性は推して知るべし、ということで使用は自己責任となることを理解しておく必要がある。本記事がタスクバーカスタマイズの一助となれば幸いである。