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Windows 11 24H2「KB5063878」っていう累積更新プログラムが来ていたみたいでだけどどんな更新内容なの?更新しても不具合とか大丈夫なのかな?

(ZACK IT編集)
実は、Windows 11 24H2向けの新しい更新プログラム「KB5063878」は自分のPCにも来ていてさっき再起動かけたところ。一部で不具合の報告も出ているみたいだからこの記事で詳しく解説していく!
Windows 11 24H2向け更新プログラム「KB5063878」
Windows 11の大型アップデートであるバージョン24H2向けに、新しい累積更新プログラム「KB5063878」が日本時間で8月13日に配信された。この更新プログラムは、Windows Updateを通じて自動的に適用される場合があるため、ユーザーが意図せずインストールされる可能性もある。しかし、この更新プログラムは、前回の更新プログラム「KB5062660」からの修正プログラムと品質の向上が含まれており、最終的には更新することになるだろう。具体的には、プリインストールされている特定のパッケージが原因で新しいデバイスでのサインイン中に認証の遅延が発生した問題に対処したとしている。

Windows 11の更新プログラムは、これまでも様々な機能改善やバグ修正を目的として定期的に配信されてきた。しかし、今回のKB5063878のように、特定のバージョン(24H2)に特化した更新は、そのバージョンが抱える固有の問題を解決するために不可欠なものだ。Microsoftは、ユーザーのフィードバックを基に、より安定した動作環境を提供するために日々更新プログラムを開発している。そのため、これらの更新プログラムを適用することは、PCを安全かつ快適に利用するために非常に重要だと言える。
KB5063878に不具合の報告あり?
更新プログラム「KB5063878」の適用後、一部のユーザーから特定の不具合についての報告や、Microsoft自身が把握している既知の不具合も公開されている。具体的な内容としては、Windows Server Update Services(WSUS)経由でインストールすると、エラーコード0x80240069でインストールに失敗する可能性を指摘している。ただし、Microsoftはこの不具合について、WSUS はビジネス環境とエンタープライズ環境全体での使用を目的として設計されているため、一般的なユーザーへの影響は軽微であると説明する。

不具合が出た際の対処法
Microsoftは先述の不具合に対する回避策として、IT管理者は既知の問題のロールバック(KIR)を利用して不具合を軽減できるため、特定のグループポリシーをインストールして構成することで、問題を解決することが可能だ。このグループポリシーは、Windows UpdateまたはMicrosoft Updateカタログからダウンロードできる。
特別なグループポリシーは、「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「<グループポリシー名>」で探すことで適用が可能だ。
まとめ
Windows 11 24H2向け更新プログラム「KB5063878」は、2025年8月にシステムの安定性やセキュリティを向上させるための重要なアップデートである。しかし、特定の環境下でエラーコード0x80240069でインストールに失敗ケースが報告されていることがMicrosoftの発表で分かっている。とはいえWSUS経由ではなく通常のWindows Update経由で更新するケースではあまり影響が出ない可能性が高い。幸い当サイトの検証PCでは今回の更新プログラムで目立った不具合は確認されていないものの、その他の不具合については判明次第記事を更新していく。

Windows 11には最大5週間Windows Updateを一時停止する機能が備わっている。もし心配なユーザーは更新をすぐに適用するのではなく、しばらく様子を見て、不具合の解決策や追加情報がMicrosoftから公式に発表されるのを待つという選択肢も賢明かもしれない。