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ゲーミングPCがハイスペックではないので、モンハンワイルズではフレーム生成に頼る予定だけど、結局どれを使うべきなのかわからないんだよね。
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(ZACK IT編集)
ゲームに組み込まれているものから、ドライバーレベルや外部アプリを使ったものまで、いくつか選択肢があるから悩むよね。
『モンスターハンターワイルズ』でフレーム生成は使える?

結論から言えば、モンハンワイルズは各種フレーム生成に対応した最新のゲームタイトルとなる予定だ。DLSSやFSRはどちらも利用可能の為、NVIDIA GeForce RTXシリーズやAMD Radeon RX7000/6000シリーズなど幅広い利用者のニーズに沿ったシステムとなっている。
ゲーム内に組み込まれたフレーム生成機能 DLSS/FSR
フレーム生成機能 | おすすめユーザー |
---|---|
DLSS | NVIDIA GeForce RTX 40シリーズ以降 |
FSR | NVIDIA GeForce RTX 30シリーズ以前/ AMD Radeon RX6000シリーズ以降 |
上記に示した通り、DLSSは比較的新しいかつRTX40シリーズ以降というかなり絞られたターゲットとなる一方、1-2世代前のRTX(20~30シリーズ)であればFSRでニーズを補完できる。一方で、GTX1060や1070といったさらに旧来のグラボを使用しているユーザーは当然蚊帳の外だ。ゲームに組み込まれたフレーム生成機能は諦めざるを得ない。というよりも、モンハンワイルズのフルHD60fps推奨環境からは完全に外れてしまうためかなり厳しい状況だ。
FSRのアップスケーリング機能のみ使用したい場合はGTX 10シリーズやRX500シリーズでも利用可能だがフレーム生成は利用不可。
ドライバーや外部アプリで使用可能なもの AFMF 2/Lossless Scaling
ゲーム内蔵のフレーム生成機能の他にも、グラフィックドライバーや外部アプリを使ったフレーム生成も可能だ。
AMDでは、FSRの他、AMD Software: Adrenalin Edition(ドライバー)側で、AMD Fluid Motion Frames (AFMF)というフレーム生成機能を提供しており、現在対応GPUではバージョン2(AFMF 2)が利用できる。この機能はドライバー側で中間フレームの生成を行うため、ゲーム内に組み込まれたDLSSやFSRと併用することが現状の検証段階では可能で更なるフレームレート向上を目指すことができる。既に別の記事でメリット・デメリット含めデータを公開しているので気になる方はチェック。
AFMF 2はFSRと比べ、AMD APU側でも処理できることから非常にポテンシャルの高い機能であると当サイトでは評価している。
また、Lossless Scalingも昨年末に新たに導入し順次検証を進めている段階だが、既にモンハンワイルズに関してはOBT 2で検証済み。こちらもLSFG 2.3でのフレーム生成では課題が多く残っていたものの、LSFG 3.0のバージョンでかなり不満点を解消した良アプリ。こちらも検証記事を置いておくのでぜひ参考にしてほしい。
結局どれを使うべき?
モンハンワイルズでどのフレーム生成技術を使うべきかは、使用しているグラフィックボードや、プレイスタイルによって異なる。
GeForce RTX 40シリーズもしくは争奪戦に勝ち抜いたならば最新のRTX 50シリーズを使っている場合は、DLSSを使うのが最もおすすめだ。高品質なフレーム生成により、快適なゲームプレイを楽しめる。
Radeon RX 7000/6000シリーズ及びGeForce RTX 20/30シリーズを使っている場合は、FSRを使うのが良いだろう。こちらの方がフレームレート向上のポイントのみで見ればDLSSよりも伸びがいい。そのためマルチプレイが多く画質よりもフレームレート優先の場合はRTX 40シリーズでもFSRを使用する選択肢もある。ただしOBT時点では残像発生のトラブルがあったため製品版での改善が待たれる。
GTX1070/1080等古い世代のハイスペックグラフィックボードを使っている場合は、残念ながらDLSS/FSRのフレーム生成は使用不可の為、Lossless Scalingを試すか否かという選択肢しかない。ただし素の性能が低いGTX1660等の場合はフルHD60fpsの推奨環境を満たさないため適さない可能性がある。フレーム生成機能は万能な機能で手放しでおすすめできるものではなく、ネイティブのfps(フレーム生成前のfps)が45~60無い場合はさほど快適にはならない。
APU(Ryzen 7 8700G/Ryzen 5 8600G)+RTXシリーズグラボの構成で使用している私のようなユーザーであればマザボ側の映像端子にモニターを接続することでAFMF 2+DLSS併用といった荒業も試すことができる。
まとめ
モンスターハンターワイルズでは、様々なフレーム生成技術を利用できる。どの技術を使うべきかは、使用しているグラフィックボードや、プレイスタイルによって異なるが、この記事を参考にして色々な設定を試してもらえれば幸いだ。
執筆時点で2025年2月15日、製品版の発売まで残り1か月を切っているが非常に楽しみだ。