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FSR/DLSS非対応ゲームでスケーリングモードは使える?ゲームのフレームレートを向上する裏技解説!

FSR/DLSS非対応ゲームでスケーリングモードは使える?ゲームのフレームレートを向上する裏技解説! PC
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初心者ゲーマー
初心者ゲーマー

最近のゲームってグラフィックは綺麗で負荷が高いのにDLSSやFSRに対応してないこともあるよね。そういう場合はもう10万円以上のグラボ買うしかないの?

Kotack<br>(ZACK IT編集)
Kotack
(ZACK IT編集)

実はDLSSやFSRに対応していないゲームでもスケーリングモードを利用する方法はあるよ。全く同じものではないけど少なくともフレームレート向上機能の一つとしてはそこそこ使える。

本記事では、ゲームのフレームレートを向上させる「スケーリングモード」について解説する。GeForceやRadeon、Lossless Scalingなど、各種スケーリングモードの設定方法解説し、様々なPC環境を持っているユーザーにとって必見の情報をお届け。

スケーリングモードとは?

スケーリングモードとは、低解像度の映像をGPU処理によって高解像度に変換し、ディスプレイに表示する技術である。これにより、ゲームの処理自体では低い解像度で出力されるため、フレームレートを向上させつつ、画質もネイティブ解像度に可能な限り近づける処理により、期待ができる。

仕組みとしては単純だ。例えば4K(3840×2160)のゲーミングモニターを使っていたとする。しかし4Kでネイティブ出力するとGPUにかなり負荷がかかるためフレームレートが維持しにくい。そのため、WQHD(2560×1440)で一旦出力したのちにグラフィックドライバー側でフィルターを通し疑似的な4K解像度へ変換する。

近年のアップスケーリングは、DLSSやFSRといったAI技術や高度な画像処理アルゴリズムを活用することで、画質の劣化を最小限に抑えつつ、より自然で高精細な映像を生成することが可能となった。とはいえこうしたディープラーニングやAIベースの機能はいかんせんゲーム側の対応が必須となるため、対応タイトルは少ない。それらを補完するのが各グラフィックドライバーに内包された超解像機能(スケーリングモード)だ。それゆえ、ゲーム側でDLSSやFSRに対応している場合はそちらを利用したほうが画質的な面では効果的の為これから説明する機能を利用する機会は少ない。

もしDLSS/FSR非対応ゲームでフレームレートの向上をさせたい場合は以下を参考にしてほしい。

GeForceのスケーリングモード設定方法

GeForceでのイメージスケーリングモード適用方法は下記の通りだ。

  1. デスクトップ画面を右クリック
  2. NVIDIAコントロールパネルを起動(メニューが無い場合「その他のオプション」から表示可能)
  3. 左のメニューから「デスクトップのサイズと位置の調整」を見つけクリック
  4. 「全画面表示」もしくは「整数スケーリングを選択」
  5. 「スケーリングを実行するデバイス」で「GPU」を選択
  6. 右下の「適用」をクリック
  7. 「NVIDIAアプリ」を起動
  8. 「グラフィックス」→「グローバル設定」→「イメージスケーリング」
  9. オンにして「適用」

「NVIDIAコントロールパネル」と「NVIDIAアプリ」は別のアプリケーションであることに注意。

また、このあたり調べると他のサイトで「GeForce Experience」で設定する古い方法が解説されているが、「GeForce Experience」はすでに廃止・統合されており、「NVIDIAアプリ」をインストールして上記の手順を踏まないと有効化することはできない

レンダリング解像度は50%~85%が選択できる

レンダリング解像度は50%~85%が選択できるが、低くなればなるほど解像度は粗くなる。
画質優先にしたい場合は高めの設定にしたいが、その場合はフレームレートの向上恩恵は受けづらい。

デスクトップをスケーリングする手順 - Windows Vista 以降

Radeonのスケーリングモード設定方法

Radeon Super Resolution (RSR)は、AMD製GPUで利用するためそのにドライバーに搭載されたスケーリング機能である。AMD Software: Adrenalin Editionから設定可能だ。

  1. Adrenalin Editionを開く
  2. 「ゲーム」タブを選択する
  3. 「Radeon Super Resolution(RSR)」を有効にする
  4. ゲーム内の解像度を設定する(ディスプレイの最大解像度未満であればRSRが利用可能)

RSRはオンにしておくことで、ディスプレイの最大解像度に対してゲーム内設定解像度が低い場合に自動でアップスケーリングが有効となる。RSRはFSRと同じアルゴリズムで動作するとしている。

例えば、WQHD(2560×1440)のモニターを利用している際に、ゲーム側の設定はフルHD(1920×1080)にすることで自動でアップスケールされる。

正しく設定されていれば、自動で簡単に使用モニターの最大解像度までアップスケーリング機能が利用できる
モニターの最大解像度までゲームの設定解像度を上げると自動で非アクティブ状態になる

Lossless Scalingのスケーリングモード設定方法

Lossless Scalingは、Steamで販売されているソフトウェアで、フレーム生成機能の有用性については当サイトでも何度も検証を交えて解説してきたが、アップスケーリング機能も搭載している優れもの。とはいえ、先述のGeForceもしくはRadeonの標準機能でスケーリングモードを搭載しているのでそこまで出番はなさそう。もし前述の機能で安定性に難があればこちらも試したい。

  1. Lossless Scalingを起動
  2. 「スケーリング」タブを選択する
  3. タイプをOffから「LS1」に変更
  4. 必要に応じてフレーム生成をオンにして「スケールを開始」
  5. ゲームのウィンドウを有効化(フルスクリーン)

まとめ

各グラフィックドライバーに搭載されているスケーリングモードやLossless Scalingは、FSRやDLSSに対応していないゲームでも、画質を上げつつフレームレートを向上できる有効な手段である。GeForce、Radeon、Lossless Scalingなど、様々な選択肢があるため、自分のPC環境やゲームに合わせて最適なスケーリングモードを選択することで、より快適なゲーム体験を実現できるだろう。

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