【パワポ半自動化】資料作成をAIに丸投げ!プレゼン資料の作業大幅効率化は可能なのか検証してみた
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【パワポ半自動化】資料作成をAIに丸投げ!プレゼン資料の作業大幅効率化は可能なのか検証してみた

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パワポ職人
パワポ職人

マジでプレゼン資料作るのだるすぎ…。なんで1時間くらいの商談用に何日もかけてパワポ作らなきゃいけないの…。しかも良い資料作ったら次回以降も上司に丸投げされて一生パワポ職人や…。こんな残業生活から抜け出したい。

Kotack<br>(ZACK IT編集)
Kotack
(ZACK IT編集)

おめでとう!令和のAI時代に社会人でよかったね!これからはAIにパワポ資料を作らせて細かいところを修正するだけの時代よ!しかも上司はそんなITのことなんか知らんからめっちゃ作業速くなったって評価してくれるかもよ?

自動AI資料作成ツール「イルシル」を使えば、プレゼン資料作成の時間を大幅に削減できるのか?本記事では、イルシルの機能、使い方、料金プランに加え、実際にAIにプレゼン資料作成を指示した結果を踏まえて詳細にレポート。資料作成の効率化を考えているサラリーマンは必見!

イルシルとは?

イルシルとは、AIの力を活用してプレゼンテーション資料を自動で作成できるWebサービスである。企画書、提案書、報告書など、様々なビジネスシーンで必要となる資料作成を効率化することを目的として開発された。ユーザーは、手動でスライドの作成ができることはもちろん、テーマやキーワード、構成のイメージなどを入力するだけで、AIが適切なレイアウトやデザイン、コンテンツを生成してくれる。これにより、資料作成にかかる時間を大幅に短縮し、本来注力すべき業務に集中することが可能となる。特に、資料作成に不慣れな人や、短時間で質の高い資料を作成する必要がある人にとって、強力なツールとなり得るだろう。

手動作成ももちろんできるが、このAIを活用した2つの機能が注目だ。

イルシルのアカウント作成・ログイン方法

イルシル公式サイトより

イルシルを利用するためには、まずアカウントを作成する必要がある。公式サイトにアクセスし、下記の手順で管理画面でAI資料作成ができるようになるまで約1分ほどで登録完了できる。

  1. イルシル(https://irusiru.jp/)にアクセス
  2. 「無料で今すぐ始める」をクリック
  3. Google・Microsoftアカウント連携もしくは新規でアカウント作成(早いのはGoogle/Microsoftアカウント連携)
  4. Googleアカウントを選んだ場合はGoogleの連携画面が表示されるのでGoogleアカウントにログインすれば完了!

Google Chromeなどを利用して「イルシル」にアクセスしている場合、すでにGoogleアカウントにはログインしている状態であることが多いため、Googleアカウント連携がおそらく最も最速でAI資料作成を開始することができるだろう。

資料作成なら、スライド生成AI「イルシル」
「イルシル」は、生成AIでスライド資料作成を自動化し、誰でも簡単にスライドやパワポが作れるサービスです。無料トライアルあり。
この管理画面が表示されていればアカウント作成完了。途中職種と従業員規模など2~3こ質問が表示されたが適切に入力し即この画面に入れる

イルシルの料金プランは?無料でもできる?

イルシルの料金プランは、無料のプランと有料プランが用意されている。フリープランでは、機能の一部が制限されていたり、作成できる資料の数に上限があったりする。しかし、基本的なAI資料作成機能を試すことができるため、まずは無料プランから始めるのも悪くない。しかし今なら無料トライアルで14日間最上位のビジネスプランが試用可能なので、これを利用して継続するかどうか検討するのがおすすめ。

項目フリー
プラン
パーソナル
プラン
ビジネス
プラン
月額料金無料1,848円(税込)/人3,278円(税込)/人
外部データ出力PDF/PPTX 可PDF/PPTX 可
スライドショー時にイルシルロゴ表示非表示非表示
メンバー招待不可不可無制限
作成可能ドキュメント数3個まで無制限無制限
同時編集機能
マイフォルダ/権限制御付きフォルダ機能
構成AI生成で入力可能な文字数1,600 文字3,000 文字10,000 文字
自社テンプレート登録別料金別料金
カスタマーサポート別料金別料金
(試用期間中無料)
支払い方法クレジットカードクレジットカード/
請求書
トライアル期間2週間2週間

また、現在「イルシル」では、月額/年額のほか、ライフタイムプランも先着1,000名限定で用意しているようだ。いわゆる買い切りタイプなので、29,800円+税で加入できるため、ビジネスプランを10か月以上継続するくらいならこちらに加入したほうがお得という計算に。ライフタイムプランは専用リンクとなるためトップページからはいけない。下記のリンクから申し込みが可能なのでよかったら検討してほしい。

イルシルの使い方・AI資料生成 実際に資料を生成してみる

イルシルの基本的な使い方は非常にシンプルである。ログイン後、ダッシュボード画面などから「新規作成」や「AIスライド生成」といったボタンを選択する。今回は「AIスライド作成」で解説を進めていく。

  1. 「AIスライド生成」をクリック
  2. 「入力したテキストからスライドを生成」を選択
  3. 「キーワードからスライドを生成」を選択
  4. まずはタイトルを決定。今回は「Tech × AIメディア『ZACK IT』のご紹介」
既にプロット(草案)がある場合は、右の「メモからスライドを生成」を選択してもいいかもしれない

キーワードを入力してスライドを生成する方法では、まるで一問一答形式の面談のような形でスライドの内容が決められていくことで、初心者でもつまずくことなく生成が進んでいく

当サイトを運営して約1年が過ぎた。そろそろ対外的にサイトを紹介できる資料があってもいいかとAI資料生成に挑戦してみた

タイトルを決めれば次は肝心な資料内容だ。キーワードを箇条書きしたり、概要文を付けたりしてなるべくAIにリッチな情報を渡していったほうが細かい修正なく自動で思った通りの資料が出来上がること間違いなし。

また、生成時の指示はテキストのみではなく、画像データ(jpg/png)やPDFデータを渡せるのはかなり使い勝手がいい。ただし、画像・PDFを渡せるのは無料プランにはなくプランをアップグレードする必要があるが2週間のトライアルがあるので試しに使ってみて検討してみてはいかがだろうか。

有料プラン限定とはいえテキストのみではなく、画像データ(jpg/png)やPDFデータを渡せるのは使い勝手抜群だろう。

現在ベータ(β)版で、「足りない情報をWEBから検索」機能が実装されている。当サイトは検索上位に多数記事がインデックスされているため、最低限の情報でもAIが適切に情報を持ってくるかもと思い使ってみることに。ちなみにこの機能はビジネスプランでしか利用できないため、無料トライアルは最上位プランを選んで使用感をお試ししたほうがいいかも。

約1分ほどで資料の生成が完了。もし修正いらずなら作業時間が何十分の一になることも夢ではない。
手直しが多少あっても通常より効率化できることは確かだ。

資料が生成されている間トイレやコーヒーなどを持ってくる間にスライド本文のないよう提案が生成されていた。イルシルは非常に直感的に操作ができ、スムーズに資料生成まで完了できるため、マニュアルいらずなところが魅力。

ある程度スライドに加えたい情報の追加・削除が終わって、問題がなければこれで画面右上の「本文テキストをAI生成」をクリックでスライドボディ作成される。

「本文テキストをAI生成」をクリックするとこのような画面が出るので、
「生成する」でOK

そうすると、タイトルだけではなくヘッダーやボディまでAIが生成してくれるので、また確認をして次に「スライドに反映」をクリック。

「スライドに反映」をクリック

待つこと1分未満。簡単に資料ができてしまった。細かいテキストはもちろんここからでも編集が可能。使い勝手はデザイン作成ツール「Canva」に近いかも。

素材も様々あり、アイコンやイラストなどを適宜挿入が可能だ。PowerPointさながらで資料の作成が可能だ。

素材は様々用意があるほか、画像を追加アップロードして使用することも可能だ。

グラフを作り忘れてしまっても安心。先ほどのツールの中から「グラフ・表」を選択して挿入すればあっという間にグラフのテンプレートを差し込むことができる。グラフの数値の編集は右上の「データ編集」ボタンから。

見事、30分かかるかどうか位の所要時間で、サイト概要の資料が完成してしまった。もしすべて手作業であれば、画像やアイコン素材の用意を含めれば優に2~3時間は超えてくるだろう。そのため、イルシルは今回の概要資料作成の検証では約4分の1から6分の1程度の業務時間短縮に寄与したことになる。

事前に渡せるデータ(価格やスペックシートなど)は序盤の段階でAIに渡しておけばさらに説得力のある商談資料が短時間で生成できてしまう。

スライド編集画面で右上の「テーマ」をクリックすると、左端にメニューバーが現れる。ここから「フッター」を選択することで、企業ロゴやページ数、権利表記も設定が可能。これでどこでも手に入れられそうなシンプルなテンプレートだけではなく、企業が使うようなブランドカラーとロゴを設定したテンプレートもカスタマイズできそうだ。

「フッター」メニューの右上「…」リーダーをクリックすると、「現在の設定をデフォルトに設定」が出るので設定することで、作成したテンプレート設定の保存も可能のようだ。

このような豊富な機能を備えたAI活用の資料作成ツール「イルシル」有料プランは2週間の無料トライアルが可能なのでぜひ試してみるといいだろう。

やはりテーマカラーの設定と、ブランドロゴを入れるだけで、AIで30分で資料を作成したものとは思えない出来になる。
グラフのPV数推移に関しては一般に公開していないため伏せるが実際1~3月は右肩上がりの好調。

資料がおおむね整いデータをダウンロードしたい場合は、右上の「共有」ボタンから。もちろんPowerPointで再編集可能な「.pptx」ファイルでダウンロードが可能。

pptxファイルでエクスポートできるので安心

慣れ親しんだパワポで細かい手直しをしてからPDFデータに変換して商談に臨むのもいいだろう。

最終的にPowerPointで開いて確認したり編集したりできるのは会社員の強い味方。

まとめ

今回の検証を通じて、AI資料作成ツール「イルシル」は、プレゼン資料をはじめとするビジネス資料の作成作業を大幅に効率化できる可能性を秘めていることが明らかになった。特に、資料作成に時間をかけたくない、あるいは資料作成のスキルに自信がない若手社員から中堅社員にとってなくてはならない必須のビジネスツールになるポテンシャルを今回試用して感じた。AIを使わざる者との差は今後AI時代が加速すればするほど開いていくことは間違いないだろう。

  • AIを活用することで、手作業では考えられないスピード感で資料が完成する
  • 無料トライアル期間中にビジネスプランも試せる
  • ビジネスプランではWEBから情報を取得することもできるため最低限の指示でも割とクオリティが高い
  • グラフの編集に関する自由度が低い(集合縦棒+折れ線のような複合グラフができない)
  • AIだけだと内容が薄く広くなりがちなので特化した説得力のある資料にするには手直しが必須

もちろん、AIが生成する資料はあくまで叩き台であり、最終的な完成度を高めるためにはユーザー自身の編集や情報の肉付けが不可欠である。しかし、資料構成の考案や、各スライドの基本的なコンテンツ生成をAIに任せることで、資料作成にかかる時間と労力を大幅に削減できることは間違いない。

イルシルの使い方をマスターし、自身のニーズに合わせて効果的に活用することで、資料作成の生産性を向上させ、より本質的な業務に集中できるようになるだろう。まずは無料プランから試してみて、その便利さを実感してみることを強く推奨する。

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