
マジでプレゼン資料作るのだるすぎ…。なんで1時間くらいの商談用に何日もかけてパワポ作らなきゃいけないの…。しかも良い資料作ったら次回以降も上司に丸投げされて一生パワポ職人や…。こんな残業生活から抜け出したい。

(ZACK IT編集)
おめでとう!令和のAI時代に社会人でよかったね!これからはAIにパワポ資料を作らせて細かいところを修正するだけの時代よ!しかも上司はそんなITのことなんか知らんからめっちゃ作業速くなったって評価してくれるかもよ?
イルシルとは?
イルシルとは、AIの力を活用してプレゼンテーション資料を自動で作成できるWebサービスである。企画書、提案書、報告書など、様々なビジネスシーンで必要となる資料作成を効率化することを目的として開発された。ユーザーは、手動でスライドの作成ができることはもちろん、テーマやキーワード、構成のイメージなどを入力するだけで、AIが適切なレイアウトやデザイン、コンテンツを生成してくれる。これにより、資料作成にかかる時間を大幅に短縮し、本来注力すべき業務に集中することが可能となる。特に、資料作成に不慣れな人や、短時間で質の高い資料を作成する必要がある人にとって、強力なツールとなり得るだろう。

イルシルのアカウント作成・ログイン方法

イルシルを利用するためには、まずアカウントを作成する必要がある。公式サイトにアクセスし、下記の手順で管理画面でAI資料作成ができるようになるまで約1分ほどで登録完了できる。
Google Chromeなどを利用して「イルシル」にアクセスしている場合、すでにGoogleアカウントにはログインしている状態であることが多いため、Googleアカウント連携がおそらく最も最速でAI資料作成を開始することができるだろう。


イルシルの料金プランは?無料でもできる?
イルシルの料金プランは、無料のプランと有料プランが用意されている。フリープランでは、機能の一部が制限されていたり、作成できる資料の数に上限があったりする。しかし、基本的なAI資料作成機能を試すことができるため、まずは無料プランから始めるのも悪くない。しかし今なら無料トライアルで14日間最上位のビジネスプランが試用可能なので、これを利用して継続するかどうか検討するのがおすすめ。
項目 | フリー プラン | パーソナル プラン | ビジネス プラン |
---|---|---|---|
月額料金 | 無料 | 1,848円(税込)/人 | 3,278円(税込)/人 |
外部データ出力 | – | PDF/PPTX 可 | PDF/PPTX 可 |
スライドショー時にイルシルロゴ | 表示 | 非表示 | 非表示 |
メンバー招待 | 不可 | 不可 | 無制限 |
作成可能ドキュメント数 | 3個まで | 無制限 | 無制限 |
同時編集機能 | – | – | ○ |
マイフォルダ/権限制御付きフォルダ機能 | – | – | ○ |
構成AI生成で入力可能な文字数 | 1,600 文字 | 3,000 文字 | 10,000 文字 |
自社テンプレート登録 | – | 別料金 | 別料金 |
カスタマーサポート | – | 別料金 | 別料金 (試用期間中無料) |
支払い方法 | – | クレジットカード | クレジットカード/ 請求書 |
トライアル期間 | – | 2週間 | 2週間 |
また、現在「イルシル」では、月額/年額のほか、ライフタイムプランも先着1,000名限定で用意しているようだ。いわゆる買い切りタイプなので、29,800円+税で加入できるため、ビジネスプランを10か月以上継続するくらいならこちらに加入したほうがお得という計算に。ライフタイムプランは専用リンクとなるためトップページからはいけない。下記のリンクから申し込みが可能なのでよかったら検討してほしい。

イルシルの使い方・AI資料生成 実際に資料を生成してみる
イルシルの基本的な使い方は非常にシンプルである。ログイン後、ダッシュボード画面などから「新規作成」や「AIスライド生成」といったボタンを選択する。今回は「AIスライド作成」で解説を進めていく。

キーワードを入力してスライドを生成する方法では、まるで一問一答形式の面談のような形でスライドの内容が決められていくことで、初心者でもつまずくことなく生成が進んでいく。

タイトルを決めれば次は肝心な資料内容だ。キーワードを箇条書きしたり、概要文を付けたりしてなるべくAIにリッチな情報を渡していったほうが細かい修正なく自動で思った通りの資料が出来上がること間違いなし。
また、生成時の指示はテキストのみではなく、画像データ(jpg/png)やPDFデータを渡せるのはかなり使い勝手がいい。ただし、画像・PDFを渡せるのは無料プランにはなくプランをアップグレードする必要があるが2週間のトライアルがあるので試しに使ってみて検討してみてはいかがだろうか。


現在ベータ(β)版で、「足りない情報をWEBから検索」機能が実装されている。当サイトは検索上位に多数記事がインデックスされているため、最低限の情報でもAIが適切に情報を持ってくるかもと思い使ってみることに。ちなみにこの機能はビジネスプランでしか利用できないため、無料トライアルは最上位プランを選んで使用感をお試ししたほうがいいかも。


手直しが多少あっても通常より効率化できることは確かだ。
資料が生成されている間トイレやコーヒーなどを持ってくる間にスライド本文のないよう提案が生成されていた。イルシルは非常に直感的に操作ができ、スムーズに資料生成まで完了できるため、マニュアルいらずなところが魅力。

ある程度スライドに加えたい情報の追加・削除が終わって、問題がなければこれで画面右上の「本文テキストをAI生成」をクリックでスライドボディ作成される。


「生成する」でOK
そうすると、タイトルだけではなくヘッダーやボディまでAIが生成してくれるので、また確認をして次に「スライドに反映」をクリック。

待つこと1分未満。簡単に資料ができてしまった。細かいテキストはもちろんここからでも編集が可能。使い勝手はデザイン作成ツール「Canva」に近いかも。

素材も様々あり、アイコンやイラストなどを適宜挿入が可能だ。PowerPointさながらで資料の作成が可能だ。

グラフを作り忘れてしまっても安心。先ほどのツールの中から「グラフ・表」を選択して挿入すればあっという間にグラフのテンプレートを差し込むことができる。グラフの数値の編集は右上の「データ編集」ボタンから。

見事、30分かかるかどうか位の所要時間で、サイト概要の資料が完成してしまった。もしすべて手作業であれば、画像やアイコン素材の用意を含めれば優に2~3時間は超えてくるだろう。そのため、イルシルは今回の概要資料作成の検証では約4分の1から6分の1程度の業務時間短縮に寄与したことになる。
事前に渡せるデータ(価格やスペックシートなど)は序盤の段階でAIに渡しておけばさらに説得力のある商談資料が短時間で生成できてしまう。
スライド編集画面で右上の「テーマ」をクリックすると、左端にメニューバーが現れる。ここから「フッター」を選択することで、企業ロゴやページ数、権利表記も設定が可能。これでどこでも手に入れられそうなシンプルなテンプレートだけではなく、企業が使うようなブランドカラーとロゴを設定したテンプレートもカスタマイズできそうだ。

「フッター」メニューの右上「…」リーダーをクリックすると、「現在の設定をデフォルトに設定」が出るので設定することで、作成したテンプレート設定の保存も可能のようだ。

このような豊富な機能を備えたAI活用の資料作成ツール「イルシル」有料プランは2週間の無料トライアルが可能なのでぜひ試してみるといいだろう。

グラフのPV数推移に関しては一般に公開していないため伏せるが実際1~3月は右肩上がりの好調。

資料がおおむね整いデータをダウンロードしたい場合は、右上の「共有」ボタンから。もちろんPowerPointで再編集可能な「.pptx」ファイルでダウンロードが可能。


慣れ親しんだパワポで細かい手直しをしてからPDFデータに変換して商談に臨むのもいいだろう。


まとめ
今回の検証を通じて、AI資料作成ツール「イルシル」は、プレゼン資料をはじめとするビジネス資料の作成作業を大幅に効率化できる可能性を秘めていることが明らかになった。特に、資料作成に時間をかけたくない、あるいは資料作成のスキルに自信がない若手社員から中堅社員にとってなくてはならない必須のビジネスツールになるポテンシャルを今回試用して感じた。AIを使わざる者との差は今後AI時代が加速すればするほど開いていくことは間違いないだろう。
もちろん、AIが生成する資料はあくまで叩き台であり、最終的な完成度を高めるためにはユーザー自身の編集や情報の肉付けが不可欠である。しかし、資料構成の考案や、各スライドの基本的なコンテンツ生成をAIに任せることで、資料作成にかかる時間と労力を大幅に削減できることは間違いない。
イルシルの使い方をマスターし、自身のニーズに合わせて効果的に活用することで、資料作成の生産性を向上させ、より本質的な業務に集中できるようになるだろう。まずは無料プランから試してみて、その便利さを実感してみることを強く推奨する。
