
2019年に買ったゲーミングパソコンがまだ動くからそこそこ当時いいの買ったつもりだしこれでモンハンワイルズプレイしたい…無理?

(ZACK IT編集)
ぶっちゃけWQHDとか4Kならもうきつい。
でもフルHDはいける。詳しく製品版「モンハンワイルズ」で検証したから、
データを掲載しておく。
モンハンワイルズは5~6年落ちのゲーミングPCで動く?
『モンスターハンターワイルズ』は、従来のモンハンシリーズからグラフィックが進化しており、よりリアルで美しいゲーム体験が期待されている。しかし、それに伴いPC負荷もとてつもなく上がっている、、というのがオープンベータ時までのユーザーの印象だった。しかし製品版をざっくり検証しつつストーリーを進めている最中ではあるものの現状の感じだいぶ軽くなっている印象(軽いというと語弊があるがOBTと相対的に負荷が抑えられている)。そのため、5~6年前に購入したゲーミングPCで快適に動作するのか、気になるユーザーも多いだろう。5~6年前というとRTX20シリーズ発売前後で特にRTX2070はBTOのゲーミングPCでも鉄板構成だった。
そこで本記事では、Intel Core i7 9700KF/RTX 2070 VRAM 8GBという検証環境を用意できたため今回検証に臨む。
PC(Steam)版『モンスターハンターワイルズ』の推奨環境
以下がPC(Steam)版モンハンワイルズの推奨環境(フルHD/60fps/フレーム生成あり)だ。OBT時と比べ要求スペックが幾分か緩和されている。
項目 | 要件 |
---|---|
解像度 | 1080p (FHD) |
フレームレート | 60fps ※フレーム生成使用 |
OS (64-bit 必須) | Windows 10 / Windows 11 |
プロセッサ | Intel Core i5-10400 / Intel Core i3-12100 / AMD Ryzen 5 3600 |
メモリー | 16GB |
グラフィックカード | GeForce RTX 2060 Super (VRAM 8GB) / Radeon RX 6600 (VRAM 8GB) |
VRAM | 8GB以上必須 |
ストレージ | 75GB SSD |
備考 | グラフィック「中」設定で1080p (アップスケール使用) / 60fps (フレーム生成使用) のゲームプレイが可能。DirectStorage対応。 |
モンハンはSSD必須。とはいえゲーミングPCでHDDにインストールする民ももういないだろう。
フルHD/60fps/フレーム生成ありの条件だと要求スペックがRTX 2060 Super以上となるため、RTX 2070でも行けそうだ。また、CPUの要件はIntel Core i3-12100(4コア8スレッド)以上のため9700KF(8コア8スレッド)で行けるかどうかはスレッド数的にギリギリではあるもののデータとしては気になるところ。
用意した検証環境とグラフィック設定
今回の検証では、検証環境を新旧2種用意し、データを取っていく。
パーツ | 構成① | 構成② |
---|---|---|
OS | Windows 11 Home 24H2 | Windows 11 Home 24H2 |
CPU | Intel Core i7 9700KF | AMD Ryzen 5 8600G |
GPU | GK-RTX2070-E8GB/DF/WH | PNY Geforce RTX4060 8GB VETRO Dual Fan OC White |
クーラー | サイズ 虎徹 | AK400 DIGITAL WH |
M/B | H370チップセット | B650チップセット |
メモリ | RAM 16GB(8GB×2) | RAM 32GB(16GB×2) |
SSD | SSD 500GB | SSD 1TB |
電源 | 80 PLUS GOLD 750W | 80 PLUS GOLD 850W |
構成①のPCは、5~6年前に主流だったゲーミングPCのスペックであり、現在のRTX 50シリーズから数えると3世代前のシリーズだ。このPCで、モンハンワイルズの体験版を以下のグラフィック設定でプレイした。
グラフィックプリセットに関しては、ウルトラ/高/中/低などすべてDLSSがプリセットとなるためFSRに変更するとカスタムになるため。以降は”中”として記載する。実際は中設定と項目はすべて一致させ、アップスケーリングのみFSRに変更している。これは、RTX2070ではDLSSフレーム生成が使用できないためだ。
チャタカブラソロ討伐時のフレームレート計測
上記の設定で、チャタカブラのソロ討伐時のフレームレートを計測した結果は以下の通りである。

60fpsをターゲットにプレイを楽しむことを目的とするのであれば、旧来の9700KF/RTX2070機であっても十分平均fpsが60を上回っており、快適ラインだ。0.1%最低fpsにおいても50フレーム近く維持できており、激しいfps降下もなかった点は評価に値する。
ただ、やはり直近発売されたミドルレンジクラスのCPU/GPUの組み合わせと比較してもfpsが出ないという点においてはそろそろ買い時であるというのも否定できない。
また、これは古い構成であるが故なのかゲーム側の不具合かは不明であるが一度だけフリークエストから帰還後、設定画面に推移したところPCがフリーズしてリセットを余儀なくされる症状が発生。しかしその後再現していないため偶発性の可能性もある。
まとめ
今回の検証結果から、5~6年前のゲーミングPCでもモンハンワイルズを十分に楽しめることがわかった。しかし、より快適で滑らかなフレームレート120fps前後をターゲットとしたい場合は、最低でも現行世代の6コア以上かつRTX 4060以上のグラボを選択したい。
上記のスペックがあれば、中画質設定でのフルHD解像度で平均100fps前後を狙えるスペックとなる。

(ZACK IT編集)
【予告】当サイトで検証用に新発売のAMD Radeon RX9070無印を入手!
モンハンワイルズ製品版の詳細検証も記事にして近日公開予定です。