PCソフトウェア

Windows 11でMicrosoftアカウントにサインインしたくない!ローカルで初期設定を進める裏技解説

Windows 11でMicrosoftアカウントにサインインしたくない!ローカルで初期設定を進める裏技解説 PC
この記事は約5分で読めます。
記事内に広告が含まれています。
最近Windows 10からアップグレードした人
最近Windows 10からアップグレードした人

Windows 11の初期設定って、Microsoftアカウントでのサインインが必須なの?なんか色々紐づけられるのが嫌なんだよね…

Kotack<br>(ZACK IT編集)
Kotack
(ZACK IT編集)

確かに、Microsoftアカウントでのサインインは便利な面もあるけど、今までローカルアカウントでWindowsを設定できていたのになんかいやだって人もいるよね。実は、Windows 11でもローカルアカウントで初期設定できる裏技があるんだ。

この記事ではWindows 11の初期設定でMicrosoftアカウントのサインインをスキップし、ローカルアカウントでセットアップする方法を解説。手順だけではなくデメリットなども詳しく説明するので、Microsoftアカウントにサインインしたくない人必見!

スポンサーリンク

Windows 11初期設定でmicrosoftアカウントサインインをスキップできない?

Windows 11の初期設定では、通常、Microsoftアカウントでのサインインが推奨されるため再任を好きプすることができない状態に誘導される。しかし、Microsoftアカウントを持っていなかったり、プライバシー上の懸念からローカルアカウントで運用したいと考えるユーザーも少なくないだろう。そもそもWindows 10あたりまではMicrosoftアカウントでのサインインは強制ではなかったため違和感を覚えるユーザーも多い。

microsoftアカウントなしのローカル運用で発生するデメリット

MicrosoftアカウントなしでWindows 11を運用する場合、いくつかのデメリットが存在する。

  • ユーザープロファイルが個別のPC用となるため、移行時に少し面倒
  • デジタルライセンス認証が使えない
  • Microsoftアプリストアが使えない

Windows 11はmicrosoftアカウントに紐づけを行うと、サーバーに初期セットアップ時のPC構成とプロダクトキーを紐づけて管理する。そのためローカルアカウントの場合、再インストール時にプロダクトキーの再入力を求められる可能性がある。そうならないこともあるのでこのあたりの具体的な仕組みについては不明。少なくともMicrosoftアカウントでMicrosoft製品のプロダクトキーを一括管理している場合の方が楽ではある。

また、Microsoft Store(アプリストア)でダウンロード・インストール可能なアプリが使用できないことがある。

microsoftアカウントなしで初期設定を進める方法・手順を解説

とはいえ、再インストール時のプロダクトキー再入力やMicrosoft Storeのアプリを使用できない点はたいして悪影響がないユーザーもいるだろう。それに余りある「MicrosoftアカウントなしでWindows 11を使用したい」人向けにローカルアカウントで初期設定を進める方法を詳しく解説していく。

手順は以下の通りである。これはWindows 11搭載PCを購入した際もしくは現在あるWindows 11搭載PCを再インストールした場合での解説となる。もしWindows 11のPCで既にMicrosoftアカウントサインインをしてしまっている場合は次章で解説する。

  1. 初回セットアップ時(初期設定)時に有線LANケーブルは接続しない
  2. Windows 11のセットアップ画面が出たらShift+F10キーを押しコマンドを起動
  3. 「cd oobe」と入力しEnterキーを押す
  4. 「BypassNRO.cmd」と入力しEnterキーを押す
  5. 再起動されたら通常通りセットアップを進め、ネットワーク設定が出たら「インターネットに接続していません」をクリック
  6. 警告が出た場合は、「制限された設定で続行」を選択し更に進める
  7. ローカルアカウントでセットアップし完了

コマンドプロンプトの操作が必要になるので若干不安になるユーザーも多いだろう。しかし、上の手順で示した文字列をそのまま入力して進めるだけで特にトラブルなくセットアップを進めることが可能だ。

ローカルアカウントはパスワードなしで設定できる?

ローカルアカウントは、Microsoftアカウントと異なりPCのログイン方法でパスワードなしで設定することも可能である。パスワード設定画面でパスワードを空欄でEnterし進めればパスワード無しで設定を進めることが可能。しかし、セキュリティ上のリスクが高まるため、パスワードを設定することを強く推奨する

既にmicrosoftアカウントと紐付けしている場合は解除できる?

既にMicrosoftアカウントと紐付けしている場合でも、ローカルアカウントに切り替えることが可能である。以下の通り手順を解説する。

  1. スタートボタンを右クリック
  2. 「設定」→「アカウント」→「ユーザーの情報」を順々にをクリックしていく
  3. 「アカウントの設定」項目で「Microsoftアカウント」となっている右側に「ローカルアカウントでのサインインに切り替える」をクリック
  4. 警告が出るが問題なければ新しいローカルアカウントを設定し完了

こちらでも先ほど述べたようにパスワード無しも選択可能だが、セキュリティの観点からパスワードは設定しておくことを勧める。

「アカウントの設定」が「Microsoftアカウント」となっていれば現在Microsoftアカウントにサインインしている状況。

まとめ

Windows 11では、通常Microsoftアカウントが必須の状態でセットアップを行う必要がある。しかしMicrosoftアカウントなしでもローカルアカウントで初期設定を行うことができる裏技が存在するため、わかりやすく解説した。

ローカルアカウントにはデメリットも存在するが、別段複数のPCで同一プロファイルの個人設定を必要としなければ、プライバシーやセキュリティを重視するユーザーにとってはローカルアカウントも有効な選択肢の一つとなるだろう。ぜひ試してほしい。

タイトルとURLをコピーしました