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Windows 11使ってるんだけど、タスクバーの日付と時刻の表示で「曜日」って表示できないの?日付と時刻クリックするとカレンダー出るからそこで確認できるけど一目見て曜日把握したいから外部アプリ入れなきゃダメ?

(ZACK IT編集)
ちょっと待って!Windows 11では標準で「曜日」表示できるから無駄なアプリインストール不要だよ。
Windows 11のタスクバーに曜日を表示させたい…
Windows 11を使っているユーザーの多くはビジネスでも使っているものがほとんどだろう。そして不満の一つに、タスクバーの日付と時刻表示に「曜日」がないことを挙げる人もいるのではないだろうか。
実は初期セットアップ時の標準状態では「日付と時刻」の表示は、デフォルト設定やタスクバーのサイズ設定によっては、日付のみで「曜日」が表示されないケースがある。ビジネスシーンにおいて、今日が何曜日であるかという情報は、スケジュール管理やメール作成時に頻繁に確認する重要事項だ。これを確認するために、わざわざカレンダーを開いたり、マウスポインターを時刻の上にホバーさせたりするのは、数秒のロスとはいえ、積み重なれば生産性を大きく阻害する要因となる。
この問題を解決すべく無料アプリを探しているユーザーもいるかもしれないが昨今サードパーティ製のインストールが社内で制限されていることも珍しくない。幸いなことに、この問題を解決するために怪しいサードパーティ製のフリーソフトをインストールする必要は一切ない。Windowsの「設定」アプリをちょっといじれば曜日設定の願望を今すぐに叶えることができるのだ(正直標準で曜日表示アリにしてほしいくらい…)。
具体的な手順は以下の通りだ。
まず、タスクバーの「Windowsキー」を右クリックし、「設定」アプリを開く。あとは上の手順でメニュー階層を探せば「曜日」の表示を簡単に再現できる!日付(長い形式)または日付(短い形式)に関しては、タスクバー内のアイコン表示内容によって変わるため、曜日が表示される項目を選んでおけばOKだ。

この手順を踏むことで、タスクバーの右下の日付と時刻表示のところを確認すれば、曜日を瞬時にチェックができ、ビジネス面でもプライベート面でも曜日感覚を失わずにいつでも確認が可能だ。

日付(長い形式)と日付(短い形式)の項目の違いは何?
日付(長い形式)は日付と時刻設定を開いた際のフル表示に使用され、そして日付(短い形式)はタスクバーの日付と時刻表示に使用される。


そのため、確認頻度の高いほうはおそらく大半はタスクバーの日付と時刻である場合が多いと思われるため、日付(短い形式)だけ表示形式を変更するだけでも目的を実現することは可能だ。
タスクバーの曜日表示を「○曜日」にできる?
先ほどの手順で曜日表示をすると、タスクバーでの曜日表示は例えば「月曜日」ではなく「月」しかできないように思われるだろう。実はコントロールパネル経由で曜日表示の設定をすることで、タスクバーにおける曜日表示、すなわち日付(短い形式)であっても「○曜日」と表示させることは可能だ。以下がその手順である。
まずはコントロールパネルを開いて「時刻と地域」の設定項目に入る。

「地域」メニュー下部にある「追加の設定」を開くと別ウィンドウで「形式のカスタマイズ」が開く。

曜日表示の形式として、「ddd」と”d”が三つ末尾につくと「月」のように表示され、「dddd」と”d”を4つ追加すると、表示は「金曜日」のように完全な形式で表示させることが可能だ。もちろん文字数が多くなってタスクバーが煩雑に感じる場合は、「ddd」のままのほうが良い場合もあるため好みや状況に応じて設定を変更したい。

まとめ
本記事では、Windows 11のタスクバー時刻表示において、外部ツールを使わずに「曜日」を表示させる方法について詳述した。Windows 11はモダンなUIを採用しているが、その裏側には従来のWindowsが培ってきた強力なカスタマイズ機能が残されている。自分がやりたい内容によって「設定」アプリなのか、コントロールパネルなのか判断して行き来する煩雑さは依然残るのは少々疑問に感じるが、有用なテクニックをこの記事で覚えてどこかで生かせればありがたい。
Windowsタスクバーにおける曜日表示は普段の地味なテクニックではあるものの、確かに便利で、そして着実に効率化を図れること間違いなしだ。ぜひ試してみてほしい。



