DLSSってグラボの世代ごとにすぐ対応しなくなったりよくわからないんだけど、分かりやすい表とかってないの？
(ZACK IT編集)
初心者にもわかりやすいように表にまとめたものを作った。ちなみに最近発売されたモンハンワイルズはDLSS 3.5対応でフレーム生成はRTX 40シリーズからだね。世代毎に様々な機能が拡充されているから、各世代の違いから知っておくといいかも。
DLSSとは？
DLSS（Deep Learning Super Sampling）とは、NVIDIAが開発したAI技術を活用した画像処理技術である。低解像度の画像を一旦生成し、AI専用コアによって機械学習をベースに高解像度にアップスケーリングすることで、画質を向上させつつ、フレームレート（fps）の向上も合わせて実現する。
また、DLSS 3からはフレーム生成に対応し、高負荷なゲームであっても高解像度でより高いフレームレートを維持が可能。更にはDLSS 4でDLSS MFGに対応し話題を呼んでいる。
DLSS対応グラボは？対応シリーズのリストを公開
DLSSはバージョンによって対応するグラボが異なる。DLSSの各機能に対応したグラボのシリーズは以下の通りである。基本的に新しいグラフィックスカードが登場すると、新たなDLSS機能が登場し、旧世代は対応しない排他仕様となる。そのため、DLSS MFG(マルチフレーム生成)を利用したい場合は自動的にRTX 50シリーズを用意することになる。
| RTX 50 シリーズ | RTX 40 シリーズ | RTX 30 シリーズ | RTX 20 シリーズ | |
|---|---|---|---|---|
| DLSS Multi-Frame Generation (MFG) | ○ | － | － | － |
| DLSS Frame Generation(FG) | ○ | ○ | － | － |
| DLSS Ray Reconstruction (RR) | ○ | ○ | ○ | ○ |
| DLSS Super Resolution(SR) | ○ | ○ | ○ | ○ |
| Deep Learning Anti-Aliasing (DLAA) | ○ | ○ | ○ | ○ |
なお、AMDのFSRは競合でもあるNVIDIA GeForceシリーズを一部利用可能だが、DLSSは逆にAMD Radeonシリーズは利用不可。これはDLSSに関しては専用のTensorコアを利用したアップスケーリング技術となっており、AMD Radeonシリーズでは利用できないためだ。
モンハンワイルズはDLSSに対応している？
2025年2月に発売されている「モンスターハンターワイルズ」は、DLSSに対応しており世代は3.5となるためフレーム生成(FG)の設定も可能だ。これにより、DLSS対応グラボを使用することで、モンハンワイルズをより快適にプレイすることができる。
モンハンワイルズは、美しい自然やモンスターの描写が特徴のゲームであるため、DLSSによる画質向上は、ゲーム体験を大きく向上させることが期待される。
モンハンワイルズを快適にプレイする際に最適なRTXグラボは？
モンハンワイルズは比較的に負荷の高いゲームだ。当サイトでの検証では最低でもRTX 2070、もしくはRTX 4060が必須であることが検証内容からわかっている。GTX 1660やRTX 2060等一世を風靡したコスパグラボは軒並み過去の産物となってしまっている。また、RTX 2070ではDLSSフレーム生成が利用できないためFSRを使用した。
結論としては最低でもフレーム生成がDLSSで必要ならばRTX4060は用意したい。
まとめ
モンハンワイルズをDLSSを活用して最高の環境でプレイするためには、比較的新しいRTXシリーズグラフィックボードが必須だ。グラボの選択は、予算やプレイスタイルに合わせて検討することが重要であるが、直近発売されたAMD Radeon RX 9070シリーズもコスパでは頭1つ抜けているのであえてRadeonから選択してFSRを利用するのも一つの手だ。モンハンワイルズを快適にプレイできるグラボを用意して、最高のゲーム体験を得たいところだ。
