AI関連PC特集

ついにCopilot+PC日本発売!おすすめの対応PCと何ができるのか解説

AI関連
この記事は約16分で読めます。
記事内に広告が含まれています。
文字を入力
文字を入力

2024年5月にMicrosoft が発表したCopilot+PC

とりあえずAIがパソコン上で動作するってことでいいんだよね?

いまいちメリットがわからない。

Kotack<br>(ZACK IT編集)
Kotack
(ZACK IT編集)

Copilot+PCについてのっ魅力がまだイメージできてない人は

ぜひこの記事最後まで読んでみて!

2024年6月18日の午前9時から発売が開始されるCopilot+PC。

今回はその魅力に迫る。

AI時代を生き抜く新デバイス、これまでのパソコンの常識を覆すその性能に圧巻せよ!

スポンサーリンク

Copilot+PC 概要

2024年5月に発表された全く新しいPC、それがCopilot+ PCだ。これまですべてクラウド上で処理されてきたChatGPTやBing AIといった生成AIだがこれらの登場により新たな時代に突入するだろう。

これまで、モバイルCPUはそのモビリティ(携帯性)からくる制限によりCPUでのAI処理に限界があった。なぜなら発熱や消費電力の問題から意図的に制限をかけざるを得なかったからだ。しかし今回発表されたCopilot+ PCには新たにNPU、簡単に言うとAI処理専門装置が搭載された。NPUはAI処理専門のチップながらCPUにAI処理を任せることと比較して圧倒的な低消費電力を実現した。しかもこの性能を表す指標が40TOPS以上と大変高性能。これは直近AMD RYZEN 8000シリーズに搭載されているNPUであるRyzen AI(16TOPS)をはるかに凌駕するAI処理性能となる。

microsoft.com

Copilot+PCは必ずしもMicrosoftが販売するPCラインナップのみではない。

Copilot+PCには要件があり、これらを満たしたスペックを持つものがCopilot+PCとして今後販売される。かつてのウルトラブックを彷彿とさせる業界一丸となった規格のようなものだ。

Copilot+ PC のハードウェア要件スペック最小要件
プロセッサ及びSoC(システムオンチップ)microsoftが承認するプロセッサのみを対象
NPU性能40TOPS以上
RAMメモリ16GB以上
ストレージSSDかつ256GB以上
Windows 11のハードウェア要件を上回る要件を満たしたハードのみCopilot+PCと謳った販売が各社可能となる

Copilot PCで何ができる?

  • Recall(リコール)機能-ファイル探索
  • Cocreator(コ・クリエイター)機能-画像生成
  • その他クリエイティブアプリ連携-クリエイティブ効率化
  • アシスタント機能-日常のエージェントパートナー

Recall(リコール)機能-ファイル探索

ユーザーは様々なファイルを毎日PCでアクセスし、編集する。そしてしばしばフォルダーやファイルを見失う。そんな経験がないだろうか。これからは忘れても安心してAIに聞こう。関連した情報をもとに該当のファイルを開いてもらう時代となる。もちろん、クラウド上ではなくPC上で処理されているのでプライバシーの懸念も安心だ。まるで映画「アイアンマン」でトニー・スタークがジャーヴィスを呼び出すかの如くAIアシスタントを使いこなす時代が2020年代に訪れるとは感激だ。

Cocreator(コ・クリエイター)機能-画像生成

これまでMidjourneyやStable Diffusion、DALLE3等月額がかかるサービスも多かったがこれからは自身のパソコンで自由に画像生成が可能となる。自分のイメージに合った画像の生成を満足ゆくまで堪能しよう。

通常の画像生成に加え、Restyleという画像編集兼画像生成を統合した機能も実装される。
自身の写真を基に全く新しいコンテンツの創造が可能だ。

その他クリエイティブアプリ連携-クリエイティブ効率化

AdobeのPhotoshopやLightroomといった主要アプリケーションがNPUに最適化され、モバイルPCで新たな次元の快適動作を体験できるだろう。従来まではモバイルCPUでは厳しかったタスクの実行もNPUを活用することで軽量化されることを期待する。

microsoft.com

動画編集ソフトで有名なDaVinci Resolve Studioでも今後NPU連携が可能となる。

オブジェクトや人物の認識がこれまで以上に簡素化され、容易にビジュアルエフェクトを適用することができるようになった。

microsoft.com

アシスタント機能-日常のアシスタントパートナー

Bing AIやChatGPT等、現在もこの記事を読みに来てくれる方であれば普段から活用していることだろう。そうしたチャット機能がクライアント上、すなわち自身のパソコン上で処理が可能となる。

microsoft.com チャットAIの呼び出しは専用のキーボートをタップするだけ。

価格は?

モバイルPCでAIやグラフィックに長けたパソコンといえばゲーミングノートPCをイメージする方もいるだろう。ゲーミングモデルは20万後半から30万円する機種も少なくないため中々すぐに手を出すには厳しいプライスを想像するかもしれない。

Microsoftがすでに発表済みで予約を受け付けている機種の値段はなんと207,680円からだ。10万円台といったリーズナブルな価格ではないが、生成AIを動作可能な高性能機種がほぼ20万円ぽっきりからスタートというのは当初イメージしていた価格からはお得感がある。

microsoft.com 第11世代Surface Proシリーズ。価格は207,680円から。

おすすめの機種3選

New XPS 13

価格249,980円
OSWindows 11 Home
プロセッサSnapdragon X Elite X1E-80-100(12コア、最大3.4GHz、デュアルコアブースト最大4.0GHz、NPU最大 45 TOPS)
RAMメモリ16GB
ストレージ512GB NVMe
ディスプレイ13.4インチ 1920×1200
重量1.19kg

コメント:モビリティ(携帯性)に優れた機種。1kg前半だと持ち運びに困らない軽量さが売りだ。

この薄型ノートにAIアシスタントが統合されていると思うと胸の高揚感が止まらない。

ASUS Vivobook S 15 (S5507)

価格249,800円
OSWindows 11 Home
プロセッサSnapdragon® X Elite X1E-78-100(12コア、最大3.4GHz、NPU最大 45 TOPS)
RAMメモリ32GB
ストレージ1TB NVMe
ディスプレイ15.6インチ 2880×1620 有機EL
重量1.42kg

コメント:15.6インチとホームノートと同じサイズながら、約3Kの超解像度とサイズにしてはこの軽量性(1.42kg)と筆者からの評価が高い。有機ELで引き締まった黒が特徴的なのでオフの時にNetflixやAmazon Primeなどを通してエンタメ系を攻めていきたい逸品だ。

AI機能と映像に最適な有機ELと高画質、オンもオフも活躍できること間違いなし。しかもDellのXPSとほぼ変わらない価格で、メモリ32GBかつ1TBのSSD搭載で、動画編集や画像編集もAI活用でバリバリ大活躍確定。プロセッサーで採用されているX1E-78-100はXPS13が採用しているモデルの一段下のグレード。デュアルコアブーストがついていないことに注意

HP OmniBook X 14-fe

価格224,800円
OSWindows 11 Home~
プロセッサSnapdragon® X Elite X1E-78-100(12コア、最大3.4GHz、NPU最大 45 TOPS)
RAMメモリ16GB
ストレージ1TB SSD
ディスプレイ14インチ 2240×1400
重量1.34kg

コメント:ASUSの15.6インチと比較して14インチと程よい小型化で価格も前に紹介した2モデルと比べてもリーズナブルなのが魅力的なポイント。それでいてフルHD以上の解像度もあり映像にも仕事にも申し分ない性能だ。

ホワイトベースでポップなカラーリングも女性人気が出そうな機種でスタイリッシュな印象。

まとめ

Copilot PCは、AI技術を駆使した新時代のパーソナルアシスタントPCとして、多くの魅力的な機能を提供することだろう。日常のタスクを効率化し生産性を向上させるだけでなく、ビジネスや学習、クリエイティブな活動を強力にサポート。これから数多く発売されるPCの中から自分に合ったモデルを選び、Copilot+ PCの素晴らしい機能を体験してみてほしい。

タイトルとURLをコピーしました