提供:Digiarty

昔のiPhoneで撮影した動画見返してたらめちゃくちゃノイズだらけでぼやけてる…
昔のスマホってこんなカメラ性能低かったんだ…。日の出とか撮りに行った時のなんて見たらノイズだらけ。うまくノイズ除去できる方法ないかな?

(ZACK IT編集)
高性能なイメージセンサーを搭載したカメラを使わないと低照度環境だとボケボケになるよね。でも2025年はAI時代!マジでこの「Aiarty Video Enhancer」使ったら感動するから。画像用の超解像ツール「waifu2x」が出た時くらいの感動を動画でも味わえるよ。
Aiarty Video Enhancerとは?
Aiarty Video Enhancerは、Digiarty Software, Inc.が提供するソフトウェアで、動画の解像度を向上させたり、画質を改善したりするために設計されたAIベースの動画高画質化ソフトウェアである。低解像度の動画や、ノイズが多い動画をAI技術で分析し、細部を補完してより鮮明でクリアな映像に変換することが可能だ。特に、過去に撮影された古い動画や、スマートフォンで撮影された低画質動画を現代のディスプレイで視聴する際に、その効果を最大限に発揮する。AIによるディープラーニングを活用しているため、単なるアップスケーリングに留まらず、失われた情報を推測して補完し、より自然な高画質化を実現する点が大きな特徴である。

古いスマホに限らず、イメージセンサーの小さなスマホカメラでは低照度撮影の限界があるため、暗部のノイズが乗りやすいのはどの機種でも良し悪しあれど傾向は変わらない。そうしたノイズを一気に除去できるのが簡単に言ってしまえばこのAiarty Video Enhancerの魅力。
Aiarty Video Enhancerに搭載された機能
Aiarty Video Enhancerには、動画を高画質化するための様々な強力な機能が搭載されている。
まず、最も重要な機能として挙げられるのは、AIによる超解像度技術である。これは、低解像度の動画を分析し、AIがピクセルを補間して、元の解像度よりも高い解像度へ変換する機能だ。例えば、SD画質の動画をHDや4Kにアップスケールすることが可能になる。設定は単純に元動画ファイルの2倍/4倍が選択できるほか、1080pや4Kなどの解像度を選択可能。
次に、ノイズ除去機能も特筆すべき点である。解像度だけ引き延ばしてもボケボケした動画ファイルが出来上がるだけだ。特に暗い場所で撮影された動画や、古いカメラで撮影された動画にはノイズが乗っていることが多いが、Aiarty Video EnhancerはAIがノイズパターンを認識し、除去することでクリアな映像を実現する。

Aiarty Video Enhancerの使い方
Aiarty Video Enhancerの使い方は非常に直感的で、初心者でも迷わず操作できるよう設計されている。まず、ソフトウェアをダウンロードして来るところから、起動し高画質化したい動画ファイルを書き出すまでの手順を下記にまとめた。
と、このように動画ファイルを高画質化するだけなら超絶直感的に小学生でもわかるUIになっており親切設計だ。ここからは画像を見ながらわかりやすく解説。
まずはAiartyのサイトに行ってインストールファイルをダウンロードしてくる。

「今すぐ無料で始める」ボタンをクリックするとaiarty-video-enhancer.exeがダウンロードされるので、ダウンロード完了したらダブルクリックで実行。

インストール完了するとハードウェア情報が表示される。要件に対応したハードウェアであれば「対応済み」と表示。

ライセンスを購入済みかどうか確認される。いったん試用のみであれば「後で通知する」をクリック。

ライセンスとメールアドレスを入力したら登録成功と出るので「OK」ボタンで完了。

アプリのTOP画面が表示されたらインストール完了。「+」ボタンで動画ファイルを選択するか、ファイルをドラッグ&ドロップすれば高画質化したい動画をインポートできる。

Aiarty Video Enhancerの料金プラン
Aiarty Video Enhancerの料金プランはフリープランも用意されており、全体としては下記の通りとなる。

月額プランの用意はなく、年払いもしくは買い切りのライセンスのみだ。2年以上使うのであれば永久ライセンスのほうがお得。永久ライセンスであれば3ユーザーまで1つのライセンスで使用可能。
また、フリープランでは書き出しファイルに透かしが入るほか4K解像度では2分以内に制限されるので、本当にお試し程度。さらに制限なく楽しみたいのであれば次章で紹介する無料で有料プランと同じ機能を使える方法を試したい。
実は有料機能を一定期間無料で使えるAiarty Video Enhancer
Aiarty Video Enhancerは現在キャンペーンを実施しており、90日間プランを10,000名限定でメールアドレスを登録するだけでライセンスコードが送られてくる。この件についてメーカーから特に案内はなかったがいつのまにか実施されているので自分もこっそりサブアドレスで登録してみたところ、一瞬でライセンスコードが着弾。数日経過しているが特にスパムメールなども受信していないのでもしこの記事を読んでアプリが気になったらまずは90日間トライアルしてみるのもいいかもしれない。

ちなみに180日無料プランもあるが、こちらは90日間無料プランを有効化した状態で、SNSへ動画投稿&タグ付けが必須。
メールアドレスを入力すると下記のようなメールが即時送信される。中段にあるライセンスを入力することでフリープランの制限なく有料プラン同様の機能を90日間使用可能だ。

使用可能なAIモデル
Aiarty Video Enhancerでは、動画を高画質化するために複数のAIモデルが提供されており、得意分野や実行時間に差が出る。これらのモデルは、それぞれ異なるアルゴリズムと学習データに基づいており、動画の種類や高画質化の目的に応じて最適な結果をもたらすように設計されている。

例えば、一般的な動画に対応する汎用的な高画質化モデル「moDetail-HQ v2」は、幅広いシーンで自然な高画質化を実現するバランスモデル。基本的には低画質な部分のノイズ除去とピクセル補完が主となるが、低照度シーン(暗部)では「superVideo vHQ」のクオリティが一段上だ。
一方で実行時間は当サイトでの検証では「moDetail-HQ v2」のほうが優れており、一長一短がある。サクッと細かいことを考えずに動画の全体的な画質の底上げを望むなら「moDetail-HQ v2」でも十分すぎる性能。「Smooth-HQ v2」はかなり昔のビデオカメラで撮影した思い出のデータを高画質化したい際に優位性が上がる。実際にAI高画質化して書き出した動画の検証は次章から詳しく見ていく。
実際に動画ファイルを高画質化して検証
今回は、実際にiPhone 12 mini/XRと少し世代の古めのスマホで撮影された2つ動画を用いて、Aiarty Video Enhancerがどれほどの効果を発揮するのかを検証する。検証には、画質が粗く、ノイズが目立つような典型的な低解像度動画を用意した。具体的にテストで使用する動画は、広島の宮島にてiPhone 12 miniで撮影した1080pの日の出映像をAiarty Video Enhancerで処理してみる。Youtubeにもわかりやすい比較動画を投稿しているので、参考にしてほしい。AI処理に使用したPC環境は下記の通り。
ちなみに、AI処理に使用するグラフィックスカードは複数搭載の場合は選択が可能。内臓グラフィックなども選べるが、当然処理速度はかなり落ちる。

処理に使用するGPUは実行中ほぼ100%に張り付くことになる。ほかのグラフィック関連作業は停止してAI処理に専念させたい。


AI高画質化処理前と後では下の画像の通りかなりノイズ除去が優秀。何年も前にイラストを高解像度処理する「waifu2x」が大バズりしたのを覚えているが、その時の感動を思い出すほどのクオリティ。

次に、処理時間についてみてみる。superVideo vHQは低照度シーンの高画質化に強く出力後の全体的な画質もかなり高いが、その分処理時間に難あり。2分半程度の動画の処理で50分近くかかってしまうと、長時間動画の処理にはあまり現実的ではないかもしれない。

Turbo機能は、オンにすることでわずかな画質の損失をトレードオフとして処理時間を早める機能だ。この機能はかなり有用で、ぱっと見ではわからないほどのクオリティ損失のみで、約30%の処理時間削減を実現していることがわかる。長時間の撮影データを高画質処理したい場合にはTurbo機能をオンにすることも視野に入れたい。
また、AMD Radeon RX 9070でも同様の検証を行ったところ、moDetail-HQ v2/Smooth-HQ v2は1~2分の誤差程度、superVideo vHQは倍程度の処理時間がかかってしまい、単純なGPU性能であればRTX 4060よりもRX 9070のほうが性能は高いはずだが、このアプリケーションはCUDAベースである可能性が高い。最適化次第ではRadeonでも効率的な処理を行えるようになる可能性もあるが、現状、GeForceシリーズのGPU搭載環境で使うことを勧めたい。
AIモデル3種の画質の違いについてもかなり違いが出る。日の出のシーン撮影ではまだ日が出てこない比較的光量が少ないシーンで比較しているため、superVideo vHQがかなり優位に立っていることが、処理後の動画データを見てもわかる。Smooth-HQ v2に関しては一番暗部のノイズ除去ができていない状態。

次に、フレーム生成機能を試していく。iPhone XRを使用してパノラマを撮影するように左から右へ横移動する構図で撮影した縦動画を用意して高画質処理+フレーム補完を実施。
これは動画ではないと伝わらないかと思うので、わかりやすい検証動画を用意。左が処理前、右が処理後の動画となる。素早く、カメラを横に振るとかなりガクガクした映像になりがちだが、60fpsへAiarty Video Enhancerを活用してフレーム補完を行った動画はかなり滑らかにカメラ移動がされており、非常に見やすい。
まとめ
本記事では、AI動画高画質化ソフトウェア「Aiarty Video Enhancer」に焦点を当て、その機能、使い方、そして実際に古い世代のiPhoneで撮影した高ノイズ動画のAI高画質化処理検証について詳細に解説した。
Aiarty Video Enhancerは、AIによる超解像度技術、ノイズ除去、フレーム生成など、多岐にわたる高画質化機能を備えていることが明らかになった。特に、低解像度動画を4Kなどの高解像度へアップスケールする際、単なる引き伸ばしではなく、AIが失われた情報を推測し、細部を補完してより自然で鮮明な映像を生成する点が大きな強みである。直感的なインターフェース(UI)と、目的別に選択できる複数のAIモデルにより、初心者から上級者まで、誰もが簡単に高品質な動画へと変換できる設計となっている。
また、現在先着順で90日間の無料お試しライセンスプレゼントを実施しており、Gmailでも即ライセンスコードが送信されるのでぜひ公式サイトにアクセスしてこのAIを活用した動画の高画質化アプリを気軽に試してみて魅力に触れてほしい。