自分のスプレッドシートで持ってる株の一覧を作って、
一括株価取得出来たら便利なのに
(ZACK IT編集)
Googleのスプレッドシートは標準で株価や為替のリアルタイム※
取得に対応した関数を公開しているよ!紹介するから興味あったら使ってみて。
※15~20分程度のディレイ(遅延)あり
GoogleFinance関数について
GoogleFinance関数でできること
GoogleFinance関数は、Googleスプレッドシートの組み込み関数の1つで、株価や為替レート、PERのような指標を取得することが可能。
この関数をセルにあらかじめ入力しておくことで、手動でデータを入力する必要がなくなり、常に最新の株価情報を自動的に取得することができる。
次にGoogleFinance関数を活用してできることとできないことを下にまとめた。
昨今日経平均やTOPIXに組み入れられた日本株の躍進がすさまじいが、残念ながらGoogleFinance関数を使用して株価の自動取得はできない。GASなどを使用してスクレイピングする方法を探そう。
Googlefinance関数の使い方
実際にスプレッドシートを開いてGoogleFinance関数を使っていく。
まずお使いのGoogleアカウントでスプレッドシートのメニューを開き、「新しいスプレッドシートを作成」を選択し新しいシートを開く。
開いたらまっさらなシートが出てくるので好きなセルに下記の関数を入力する。今回の場合はグーグルの株価を表示する方法として説明していく。
=googlefinance("googl")
この最低限の数式(ティッカーシンボルのみ)を入力するだけでもグーグルの最新株価(終値ベース)が表示させることができる。
勿論ティッカーシンボル(銘柄CD)の引数はセルを参照することができるため、下記のようにすることも可能だ。
株価の分析には終値のみではなく始値や高値、安値といった4本足チャートが必要になることがある。
GoogleFinance関数はそうした情報も取得可能だ。その場合は開始日と終了日もあわせて指定しよう。
スプレッドシートのグラフ機能を活用すれば、ローソク足チャートの作成も可能だ。
PERやEPSを表示したい場合は”all”を”pe”や”eps”に変更すればよい。
GoogleFinance関数はシートに複数設置可能なため、今まで紹介した項目をいくつか表示させることも可能だ。ただし表示項目が増えたり、表示期間が1年や5年など取得行数が増えるとデータが大変重くなるため注意が必要だ。
GoogleFinance関数でテクニカル分析
GoogleFinance関数の標準機能ではないが、スプレッドシートの関数を複数活用すれば、MACDやRSI、MA(移動平均)を計算して表示させておくことは可能だ。勿論、ゴールデンクロス/デッドクロスした場合に見やすくフラグを立てることもIF関数等を使用すれば可能である。
テクニカル分析を計算するために必要な知識についてはまたの機会に解説記事を公開予定なので筆者のX/Twitterのフォローか、この記事をブックマークに入れてお待ちいただきたい。
まとめ
この記事では、GoogleFinance関数を使ってスプレッドシートで株価の自動管理をする方法について解説してきた。
GoogleFinance関数を使用することで、手動で株価チェックする手間を省きスプレッドシートを開くだけで常に最新の株価情報を取得できる。
最新株価のチェックのみならずPERなどのバリュエーションチェック、そして数式を組み合わせることで移動平均やMACD、RSIなども確認するシートも作成することができるので活用方法はその人のスプレッドシートスキルによって様々だ。
ぜひこの機会にGoogleFinance関数を活用して、スプレッドシートでの株価管理を始めてみてほしい。
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