
最近デスクトップPCを買ってゲーム始めたんだけど、なんか画面カクカクするんだよね。もしかしてスペック足りてないのかな?fpsのチェック方法ある?平均fpsとかも計測したいんだけど。

(ZACK IT編集)
うちの記事でも検証が必要な際には必ずと言っていいほどお世話になる各ツールがあるから全部紹介しちゃうわ。たしかに計測してみて平均fps低かったらパーツ交換するなりPC買い換えるなり検討できるしね。ぜひfps表示させて試してみて。
フレームレート(fps)とは?
フレームレート(fps)とは、1秒間に画面に表示される画像の枚数を表す単位である。fpsの値が高いほど、映像は滑らかになり、ゲームプレイも快適になる。パラパラ漫画は多ければ多い方が滑らかな動きをするだろう。それの仕組みと同じである。逆に、fpsの値が低いと、映像がカクカクしたり、操作に遅延が生じたりすることがある。
通常ゲームをプレイ中にこの値を見る機会はない。しかしゲーム側の対応だったり、外部ツールを使用することによって画面内に現在出ているfpsの表示やログを計測して平均値や最大/最小値を記録することが可能だ。

fpsは何の略?
fpsは、「Frames Per Second」の略である。Framesは「フレーム」、Perは「~につき」、Secondは「秒」を意味し、直訳すると「1秒あたりのフレーム数」となる。
fpsの値を表示させておくメリット
ゲームプレイ中にfpsの値を表示させておくことで、以下のメリットが得られる。

(ZACK IT編集)
そもそも自作PCやゲーミングPC系のメディアサイト運営しているので毎月使ってます(笑)
リフレッシュレート(Hz)との違い
こちらに関しては、別の記事で分かりやすく解説しているのでそちらも合わせて参照してほしい。
画面にfpsを表示できるツールとそのやり方
ゲームプレイ中にfpsを画面に表示するには、さまざまなツールが利用できる。ここでは、代表的なツールとその設定方法を紹介する。
MSI Afterburnerを使用したfps計測の設定方法
MSI Afterburnerは、グラフィックカードのオーバークロックやモニタリングができるツールであるが、フレームレートの計測やログ記録ができる優れモノだ。昨今グラボの高性能化でOCで活用する機会は減ったもののログ記録ツールとして依然根強い人気。

「設定」→「モニタリング」に進みフレームレート関連の項目にチェックが入っているか確認。ここにチェックが入っていないと計測開始してもfpsがオーバーレイ表示されない。

最後に「適用」ボタンをクリックを忘れないようにしたい
CapFrameXを使用した設定方法
CapFrameXは、より詳細なfpsの分析ができるツールである。フレームレートだけでなく、フレームタイムやパーセンタイル値なども表示でき、取ったログのグラフ化もできるため視覚的にもわかりやすい。負荷のかかったシーンなどでfpsがどのように落ちるかが視認可能だ。そのため、ゲームのパフォーマンスをより深く理解したい中級者以上におすすめ。


GeForce Experience(NVIDIAアプリ)を使用しfpsの計測を設定する
GeForce Experienceは、先日のグラフィックドライバーアップデートにて「NVIDIAアプリ」として生まれ変わった。NVIDIA製グラフィックカードのドライバー管理やゲーム設定の最適化ができるツールである。fpsの表示機能も搭載されており、簡単に設定できる。


Steamを使用したfps計測の設定方法
Steamは、PCゲームのプラットフォームである。Steamのオーバーレイ機能を使うことで、ゲームプレイ中にfpsを表示できる。

各対応ゲームタイトルでのfps計測の設定方法
ゲームタイトルによっては、ゲーム内の設定でfpsを表示できる場合がある。例えば、『インディ・ジョーンズ/大いなる円環』等一部のゲームでは、設定メニューの「映像/ビデオ」や「ゲーム」などの項目に、fpsを表示するオプションがある。

まとめ
本記事では、ゲームプレイ中にfpsの値を画面内にオーバーレイ表示する方法について解説した。フレームレートを常に表示しておくことで、ゲームのパフォーマンスを把握し、より快適なゲームプレイ環境を構築できる。もしfpsが下がってしまうようであれば、グラフィック設定を下げるか、パーツ交換、PCの買い替えを検討したい。ぜひ本記事を参考に、fpsの表示設定を試してみてほしい。