インテル公式のコミュニティサイトに英語で今回の不具合問題について
情報のアップデートがあったみたい。よくわからないから簡単に説明してほしい。
(ZACK IT編集)
もちろんだよ!インテルは今回もコミュニティサイトに英語で
情報アップデートしたみたいだね!
概要と、今後ユーザーに必要とされるアクションについて説明するね。
intel(インテル) 13/14世代Raptor Lake(Refresh) 不具合問題概要
詳細は先日の記事で開設しているため、そちらを参照。
不具合の対象となるインテルデスクトップ向けCPUを使用中の一部ユーザーの間で、購入当初は現れなかったクラッシュ問題やトラブルなどが頻繁に報告される事態となり、インテル自体も調査に乗り出す問題となった。
前回のアナウンスが2024年6月18日に公開され今回のアナウンスが7月22日。満を持して公式の調査結果に基づく声明が出てきたということになる。
インテルは今回の調査結果を踏まえて、13世代および14世代のデスクトッププロセッサに関する不具合問題を正式に認めた。この不具合は、特定の条件下でプロセッサが不安定になるというもので、原因は動作電圧の過剰な上昇によるものである。インテルの調査によれば、プロセッサのマイクロコードアルゴリズムが誤った電圧要求をプロセッサに送信することが原因としている。
不具合の対象モデルに変わりなし?
英文であるが読んでいて気になる点が浮かび上がるユーザーもいたのではないだろうか。
先日発表でのインテル公式では、「Intel Core 13th and 14th Gen (K/KF/KS) desktop processors」と明確に対象モデルK付きモデルに定義している。
先刻発表のインテル公式最新アナウンスでは、「some 13th/14th Gen desktop processors」と大分対象モデルをあやふやに記載しているようで「一部の13/14世代デスクトップCPU」という書き方にもやもやするのは筆者だけだろうか?
もはやここまでくると重箱の隅をつついているようで気が引けるのだが現状疑念に疑念を生んでしまっている状況なのは否定できず、一日も早くクリアな問題の解決を望むばかりだ。
今回更新された不具合の対策法
インテルは、問題の根本原因であるマイクロコードの修正を行うためのパッチを提供することを発表した。このパッチは、誤った電圧要求を修正し、プロセッサの安定性を回復させるものである。現在、インテルはこのパッチの検証作業を進めており、完全な検証が完了次第、パートナーに向けてリリースされる予定である。リリース時期は8月中旬を目指しているとのこと。
リリース原文にも書いているように、注意点としてマイクロコード修正パッチリリースまでに既に不具合問題に直面している場合はインテルカスタマーサポートを通してサポートを受けるようアナウンスしている点だ。
ひとまず対象世代CPUを使用していて、トラブル等なく使用しているユーザーは引き続き「Intel Default Settings」を適用しつつマイクロコード修正を待つほかない。
一方、既にクラッシュや不具合に直面している場合は購入店舗やインテルメーカーサポートに問い合わせを行ってほしい。なお、電圧問題が起因して不具合が出てしまっている場合、既にマイクロコード修正では解決しない可能性が高く購入店やメーカーサポートに修理・交換の対応を求めることになりそうだ。
まとめ
インテルは、13世代および14世代のデスクトッププロセッサにおける不安定性問題を認め、マイクロコードの修正パッチを提供することで対策を講じることとしている。この問題に既に直面しているユーザーは、インテルカスタマーサポートに連絡し、適切なサポートを受けることが推奨される。パッチのリリースを待ちつつ、インテルの公式アナウンスに注目して状況を注視したい。
自作PCユーザーは8月中にマイクロコード修正されたBIOSバージョンがマザーボード各社から出てくるのを期待しつつ今は待機するほかない。