パソコンデスクが手狭だからミニPCが欲しい。
できればゲームもそこそこ動かせるゲーミングPCがいいんだけど、
そんな都合のいい商品ないかな?
(ZACK IT編集)
8月下旬に発売予定の「ONEXPLAYER M1」が案外マッチ
してるかもしれない。最後まで記事を読んで検討してみて!
ONEXPLAYER M1 概要
ONE-NETBOOK社は、最新のミニPC「ONEXPLAYER M1」を発表した。この新製品は、日本国内で8月下旬から発売が開始される予定である。ONEXPLAYER M1は、その599gという超軽量筐体に収まったコンパクトサイズながらも高い3D性能やAI性能を誇り、ゲーミングやクリエイティブ分野でも優れたパフォーマンスを提供することを目指している。
One-Netbookの評判
そもそもOne-Netbookというメーカーをご存じだろうか。ミニPCといえばかつてIntel NUCや現在ASUS NUCのほか、Asrockから発売されているDeskMiniシリーズなどが代表として挙げられる。
One-Netbookは2017年に設立された主にモバイルノートPCや昨今各メーカーから発売されるようになったポータブルゲーミングPCを販売しているPCメーカー。
下のリンクがおそらくグローバルサイトかと思われるが、AboutやContactページからどこの国に在籍している企業か確認ができなかった。ただ、日本国内の正規販売代理店である、テックワンからリリースされたプレス記事の中に、中国深セン発の企業であることが説明されている。こうしたガジェット系のメーカーは得てして深セン発であることは珍しくないので特に驚きはない。
当社の製品が買える場所は、One-Netbook日本公式ストアのほか、Amazonや大阪に店舗を構えるPCワンズで購入できるため、怪しいメーカーという訳ではないようだ。PCワンズは大阪日本橋近辺に住むPC愛好家の方には説明不要の有名店舗だろう。また日本の大手家電量販店の一つであるヨドバシカメラのオンラインサイトを覗いてみると、One-Netbook製品の取り扱いがあるようで、昨今販路も広がっており、一般ユーザーがこのブランドを目にする機会も増えている。そのため、ガジェット愛好者やゲーマーから支持も少なくない。
ONEXPLAYER M1はどこで買える?
日本国内販売代理店のテックワンがリリースしたプレス記事によると、下記のように説明されている。
One-Netbook日本公式ストアおよびAmazon.co.jp、ハイビーム公式オンラインストア、ハイビーム秋葉原本店・大阪日本橋 in PCワンズ店で予約を本日から開始します。
one-netbook.jp
気になる方は、公式ストアだと現在予約特典として本体価格から5%オフされるようなので、アクセスしてみてほしい。
ONEXPLAYER M1のスペック・性能
詳細 | |
搭載CPU | Intel Core Ultra 9 185H(16コア22スレッド、最大5.1Ghz) |
搭載メモリ | 32GB DDR5 5600Mhz |
搭載SSD | 1TB/2TB |
搭載グラフィックス | Intel Arc Graphics(最大2.35Ghz、最大4画面) |
搭載NPU | Intel AI Boost(最大1.4Ghz) |
ネットワーク | Wi-Fi 6E |
Bluetooth | 5.2 |
電源 | 100W PD急速充電アダプター(Type-C) |
寸法 | 約196 × 120 × 32mm |
重量 | 約599g |
保証期間 | 日本国内1年間 |
販売価格(1TB/2TB) | 通常:149,800円/163,800円|先行予約:142,310円/155,610円 |
搭載プロセッサーはIntel Core Ultra 9 185H。2023年後半のモバイルノートPCに搭載が始まった最新のモバイルプロセッサーで、特徴としてはAIプロセッサーいわゆるNPUが搭載されるようになったことと、統合グラフィックス(内臓グラフィックス)の性能がArcグラフィックスに置き換わったことで、大幅なグラフィック性能向上を遂げた(現状Hシリーズのみ)。
コア数が自作PCユーザーには現在良くも悪くもなじみの深いRaptorlake CPU(デスクトップ向け)と違い若干変則的となり、8コア(Pコア)+6コア(Eコア)+2コア(低消費電力Eコア)の合計16コアとなっている。そもそもEコア自体ワットパフォーマンスの優れたコアであることを謳っていたが低消費電力Eコアは更にそれを上回るか。
そのほかの特徴としては縦横20cmを切るフットプリントで厚みも3cm程度と非常に小さい筐体を実現している。比較対象としてはAsrockのDeskminiだが、こちらは155mm×155mm×80mmと若干これと比較すると薄型かつ縦長になったイメージで甲乙つけがたいミニPCだ。
おまけ:Intel Core Ultra 9 185Hの性能
Core Ultra 9 185HはモバイルCPUながらCPU性能が5800X3Dと同等以上の総合性能を誇り、グラフィック性能に関しても、GTX1050以上の為軽めのゲームタイトルか、AAAタイトルでも設定次第では動作するような性能イメージとなる。レインボーシックスシージやフォートナイトであればフルHD設定でも比較的快適動作するだろう。
グラフィック性能でもう少し補足すると、同じサイト内で以前レビューしたAMD RYZEN 5 8600Gに搭載されたRadeon Graphics 760Mの性能を表す数値が約5,800の為そのAPUに肉薄するグラフィック性能をIntelが出してきたということで筆者も非常に興味を持っているCPUだ。
まとめ
ONEXPLAYER M1は、ONE-NETBOOK社の最新ミニPCであり、その高性能なスペックとポータブル性が魅力である。ゲーミングや日常のPC作業、クリエイティブ作業において優れたパフォーマンスを提供し、8月下旬から日本国内で発売が開始される。興味のあるユーザーは、主要なECサイトや家電量販店での購入を検討してほしい。
ZACK ITで検証の機会が得られたらレビュー記事を公開する予定だ。