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PCレビュー特集

RYZEN 5 8600G+RTX4060でモンハンワイルズBetaに参加!?各設定項目ごとにフレームレート検証してみた その1

PC
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実際に検証してみる

映像端子(出力元)比較

まずはマザボ(8600G/Radeon 760M)側に映像端子を接続した場合とグラボ(RTX 4060)側に通常通り接続した場合で性能差が出るか検証する。ということでモンハンBetaを起動してフレームレートを計測。

今回の検証内容は下記。

検証条件1検証条件2
検証場所集会所ロビー
(プレイヤーが多く負荷が高い)
チャタカブラ討伐
(ソロ、エリア移動あり)
解像度
WQHD(2560×1440)WQHD(2560×1440)
フレーム生成1DLSS 3.5DLSS 3.5
フレーム生成2
アップスケーリングクオリティクオリティ
プリセットウルトラウルトラ

検証条件1ではユーザーが密集しやすいマイテント近くのロビーの近くを1~2分間うろうろしてAfterburnerで計測する。また検証条件2ではソロでチャタカブラ討伐(約10~12分)を試みる。今回3連休でチャタカブラを検証目的で最低24回、しかもログ記録失敗で実際のところもっとたくさん討伐している。当分カエルはみたくない。

さて、検証結果を見ていくと、ロビー(マルチ)ではRTX4060出力の方が若干ながらフレームレートが出ている結果に。しかし、全く同時に検証できない限りその検証時に同数のプレイヤーがログインしていない場合データに整合性が持てないのであくまで参考値。

続いてソロ戦チャタカブラ討伐。こちらは8600Gからの映像出力の方が平均fpsが激増する結果に。その伸び驚異の+62%。これはまだAFMF 2を有効にしていないことを強調しておく。WQHD設定かつクオリティ優先であるにもかかわらず平均60fpsに肉薄する結果に驚きを隠せない。しかし、0.1%最小値では安定しないので何度かデータを取り直したかったものの、Betaプレイ自体が2024/11/4 11:59に終了してしまったためかなわなかった。

8600G経由での映像出力で討伐中何度かフレームが落ち込みというかコマ落ちのような挙動はあるがあまりプレイに差し支えることはなかった。とはいえ強敵の場合同じ条件で討伐可能であるとは言い切れないのでDLSS 3.5使用の場合はフルHDに解像度を落とすか、もしくは解像度そのままでアップスケーリングをパフォーマンス優先設定に落とすことをおすすめする。

なぜ8600GとRTX4060の出力元違いだけでこんなに差がつくの?

ところでなぜ、RTX4060経由と8600G経由での映像出力で性能差が出るのか考察してみる。

RTX4060から映像出力した場合Radeon 760Mはタスクマネージャー上で見ると動いていない(占有率0%)
マザボ側(8600G)から接続した場合、ゲーム起動中RTX4060&Radeon 760Mが共働き状態であることがわかる。AFMF 2オン時は更に760Mが働くことが検証結果で分かっている。

上の画像を2枚みてもらえればわかる通り、RTX4060に接続している場合、Radeon 760M(8600G)は動作していない。しかし、Radeon 760M(8600G)に接続した場合、760Mはもちろん、RTX4060へも負荷がかかっている状態となる。つまりマザボ経由で映像出力することで内蔵グラフィックに加えてCPUをブリッジしてRTX4060のパワーを借りて来れているという状況だ。そのため、ソロ戦チャタカブラ討伐では平均fpsが伸びたのではないか。つまり、ゲームタイトルごとに挙動が異なる可能性があるが少なくとも「モンハンワイルズBeta」に関しては「APUの内蔵グラフィックとGeforceの共存が可能かつ性能もGeforce単体よりも性能が伸びるが接続先はAPU(マザボ)側に限る」という結論となる。

ブランドの異なるデュアルGPU構成でグラフィック性能が伸びる話は2010年代にDX12 EMA技術というもので一時期話題となったがその後全く話を聞かなくなった。今回の挙動を見るとその技術というよりもRadeon側の技術…?RTX4060側に接続した場合は内蔵グラフィックは活かせてないし…?有識者がいたら問い合わせフォームもしくはXのDMに連絡いただきたい。

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第1弾まとめ

今回長くなってしまうためここで一旦まとめさせてもらい次回につなげるものとする。

筆者はAMD Bulldozerアーキテクチャーの頃からAPU製品と付き合いがあるが本当に昨今のAPUは使っていてさらに楽しくなったというのがうれしい限りだ。

グラボを搭載するゲーミングPCの場合、グラボ側に映像端子を接続するのが常識だったが、少なくともAMD APU製品の場合内蔵グラフィック側に接続したほうがフレームレートを稼げる可能性が出てきた。しかしゲームタイトルによって挙動が異なる可能性が大いにあるため現状結論として言えるのは「モンハンワイルズBeta」ではそのような挙動をしたという事だけだ。

そして今回の検証で分かったAPUのグラフィック性能とRTX4060の性能を合わせてモンスター討伐時のフレームレートが向上したという結果を更に他の解像度設定やDLSS 3.5のみならずFSR 3を使った場合どのような挙動になるのかを次回記事で書いていくので是非最後までお付き合いいただきたい。

今回の構成でフルHD200fps達成したお話は次回お楽しみに。

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