【手順解説】Windows Updateが終わらない!?更新で再起動もシャットダウンもできない場合の対策方法解説
PC

【手順解説】Windows Updateが終わらない!?更新で再起動もシャットダウンもできない場合の対策方法解説

PC
記事内に広告が含まれています。
Windows<br>ユーザー
Windows
ユーザー

まただよ…!パソコンのアップデートが全然終わらないんだけど!もうかれこれ1時間以上この画面のまま。いい加減にしてほしい!

Kotack<br>(ZACK IT編集)
Kotack
(ZACK IT編集)

あらら、それは困ったね。Windows Updateでパソコンがフリーズして、再起動もシャットダウンもできない状態はたまにある症状で困るよね。

この記事では、Windows Updateの更新が長時間終わらず、パソコンが再起動やシャットダウンできなくなるトラブルに遭遇した際の具体的な解決策を解説。原因の特定から、安全な対処法、そして再発防止策まで、初心者にもわかりやすくステップごとに説明していく。

意外と多いWindows Update周りのトラブル

Windows Updateは、セキュリティの向上や新機能の追加など、パソコンを安全かつ快適に利用するために非常に重要なプロセスである。しかし、その過程で予期せぬトラブルが発生することも少なくないのが現状だ。特に、「更新して再起動」や「更新してシャットダウン」を押したのにいつまでたってもパソコンの更新が終わらない状況は、多くのユーザーにとって頭痛の種となる。

これらの問題は、単に作業が中断されるだけでなく、最悪の場合、パソコンが正常に起動しなくなる可能性も孕んでいる。そのため、適切な知識と対処法を身につけておくことが重要となる。本記事では、これらのトラブルの原因を深掘りし、具体的な解決策を提示していく。

Windows Updateでパソコンの更新が終わらない原因

パソコンの更新が長時間終わらない背景には、いくつかの要因が考えられる。

  • ネットワーク環境が不安定なため、更新プログラムのダウンロードが終わらない
  • CPUの性能不足やストレージ(SSD)の不具合などでインストールプロセスが終わらない
  • Windows Updateの更新プログラム自体に不具合があり、ループや停止をしている

不定期に通信が遅くなったり、Wi-Fiを見失って動画が止まってしまうことが多い回線環境に心当たりがある場合、この原因である場合が多い。また、PCを買い替えて2~3年使用している場合、すでに旧型となってしまい、CPUパワー不足や、またはストレージデバイスの寿命で書き込み時にトラブルが発生することも。

しかし3点目のWindows Updateの更新プログラム自体に不具合を抱えてリリースされることも珍しくなく、これは発覚した時点でMicrosoftの該当更新プログラムのリリースページで案内をされているケースも見受けられる。Wndows Updateの更新プログラムは基本的に「KBxxxxxxx」のようにKBの後に数字7桁が割り当てられていることがほとんどだ。もし更新中にトラブルがあった場合は、最新の更新プログラムの番号を調べて検索してみると不具合情報が見つかる場合もあるため、調べることをおすすめする。

また、上記には含めなかったが、インストールされているソフトウェアの競合も無視できない要因だ。インストールされているセキュリティソフトや他のアプリケーションが、Windows Updateのプロセスと干渉し、正常な更新を妨げることがある。さらに、システムファイルが破損している場合も、アップデートがスムーズに進まない原因となる。これらの要因を理解することで、より適切な対処法を見つけ出すことができるだろう。

再起動が終わらずシャットダウンできない?解決方法は?

もし、Windows Updateで更新プログラムを適用している最中にパソコンの再起動が終わらない状態に遭遇した場合は、慌てずに以下の解決方法を試してみることを推奨する。

1. しばらく待つ

まず、本当にフリーズしているのか、単に処理に時間がかかっているだけなのかを見極める必要がある。特に大型のアップデートの場合、完了までに時間がかかることは珍しくない。少なくとも15分から30分程度は様子を見てみることが重要だ。

2. 周辺機器を取り外す

そもそも更新作業と再起動ををする際には、いつもつなげている外付けHDDやUSBメモリなどの周辺機器を取り外し、再起動またはシャットダウンをするようにしてみると再起動時のトラブルを回避できる可能性もある。

3. 強制終了と再起動

上記の方法でも改善が見られない場合は、最終手段として強制終了を試すことになる。デスクトップPCなどを使用していて、電源ボタンの隣にリセットボタンが搭載されている場合はそちらを押すことで、勝手に再起動が始まる。

電源ボタンの近辺にリセットボタンが備わっている場合がある。

もしリセットボタンが搭載されていない場合は、電源ボタンを数秒~10秒間程度長押しすることで、強制的に電源を落とすことができる。ただし、この操作はデータ破損のリスクを伴うため、可能な限り避けるべきだ。強制終了後、しばらく時間をおいてから再度電源を入れ、正常に起動するか確認する。

4. セーフモードで起動する

もし、強制終了後に正常に起動しない場合は、セーフモードでの起動を試みる。セーフモードは、必要最低限のシステムとドライバのみで起動するため、通常起動時に問題が発生する場合でも起動できる可能性がある。セーフモードで起動後、システムの復元を実行したり、最近インストールしたプログラムをアンインストールしたりすることで、問題が解決することがある。

セーフモードは起動時に前回再起動時に強制終了した場合にWindowsが自動でセーフモードとして起動する場合もあるが、手動でセーフモード起動したい場合は下記を試す。

セーフモードで起動する方法

  1. 電源ボタンを押す
  2. ログイン画面(パスワードを入力する画面)まで来たら、Shiftキーを押しながら再起動ボタンをクリック
  3. 次回再起動時セーフモードで立ち上がる
  4. インストールされた最新の更新プログラムを消去し、再度シャットダウン→起動

5. システムの復元を実行する

システムの復元は、パソコンを過去の正常な状態に戻す機能だ。もし、Windows Updateの後に問題が発生したのであれば、アップデート前の状態に復元することで、問題を解決できる可能性がある。セーフモードで起動できた場合は、システムの復元を試してみる価値がある。

システムの復元を実行する方法

  1. Windowsボタンを右クリック
  2. 「システム」>「バージョン情報」>「システムの保護」>「システムの復元」
システムの復元 - Microsoft サポート
Windows でシステムの復元を使用する方法について説明します。

上記の手順でシステムの復元ツールを起動し、トラブルが出る前の日時が表示された復元ポイントへ戻すことが可能だ。もし、「システムの復元」がグレーになってクリックできない場合、システムの復元ポイントが作成されておらず復元が利用できない。そうならないように、通常時から復元ポイントを作成できるように設定しておこう。

システムの復元を有効にする方法

  1. Windowsボタンを右クリック
  2. 「システム」>「バージョン情報」>「システムの保護」
  3. 「構成」ボタンをクリック
  4. 「システムの保護を有効にする」にチェック
  5. 適用ボタンを押して終了
画像だとシステムの保護が無効になっており、いざという際に復元が利用できない。
有効化しておきたい。

6. Windows Updateトラブルシューティングツールの実行

Microsoftは、Windows Updateに関する一般的な問題を自動的に診断し、修復するためのトラブルシューティングツールを提供している。参考リンクにあるように、このツールを実行することで、「windows update 再起動 終わらない」といった問題を自動的に解決できる場合がある。

システムの復元を有効にする方法

  1. Windowsボタンを右クリック
  2. 「システム」>「回復」>「PCをリセットせずに問題を解決」
  3. 「その他のトラブルシューティング」ボタンをクリック
  4. 「Windows Update」の「実行する」をクリック
  5. ヘルプツールが立ち上がるため、出てくる質問内容に回答していく
実行するボタンをクリックすると、問い合わせ(ヘルプ)ツールが起動する

これだけで解決できるケースも稀ではあるが…試してみる価値はあるため紹介した。

7. クリーンインストールを検討する

これは最終手段ではあるが、昨今のSSDは大変高性能で、クリーンインストールでも30分かからずデータのまっさらな状態のWindowsを入れなおすことができる。これでトラブルが出る前のシステム状態へ強制的に戻すことが可能だ。ただし、データのバックアップは慎重に。あくまで上記の方法をすべて試しても問題が解決しない場合は、この方法でWindowsのクリーンインストールを検討する必要があるかもしれない。

まとめ

Windows Updateは、パソコンを安全に保つために不可欠なプロセスだが、「更新して再起動」や「更新してシャットダウン」を押したのにいつまでたってもパソコンの更新が終わらないトラブルが発生することも残念ながらしばしば報告される。これは自身のPC環境によるトラブルである場合と、そもそもWindows Update周りの不具合の可能性2面から状況を特定すべき案件のため一筋縄ではいかないケースが多々ある。

しかし、今回紹介したような手順を踏むことで、多くの場合、これらの問題は解決に向かうはずだ。重要なのは、焦らずに一つ一つの解決策を試していくことである。もし、これらの方法を試しても改善が見られない場合は、メーカーのサポートに問い合わせることも検討しよう。

常に最新の状態に保つことは重要だが、アップデートの際には時間に余裕を持ち、万が一のトラブルに備えてデータのバックアップを定期的に行うことを強く推奨する。

タイトルとURLをコピーしました