
最近自作PCを組もうと思ってCPUを調べてるんだけど、インテルがいいと思ってたんだけどCore Ultra結構高くない?AMD Ryzenのほうがコスパ高く見えるんだけど。

(ZACK IT編集)
最近インテルはAMD Ryzen 7などに対抗するためか、Core Ultra 7 265K/KFだけ値下げを発表したよ。
Intel公式コミュニティにてCore Ultra 7 265K/KFの値下げ発表
先日、インテルの公式コミュニティにおいて、Core Ultra 200Sシリーズの一部製品に関する価格改定が発表された。この発表によると、注目すべきは「Core Ultra 7 265K」と「Core Ultra 7 265KF」とに絞って戦略的に価格の値下げを実施しているという点。「最もゲーミング分野で売れるセグメントでいかにライバルAMDからシェアを奪い返すか」という策略が込められているのだろう。これらのCPUは、高い処理性能と最上位ほどの高発熱と戦う必要もない絶妙なバランスでゲーマーに最も好まれるグレードだ。Intel Core iシリーズからi7グレードは最もBTOなどでもゲーミングPCへの採用率が高い。
今回の価格改定の背景には、市場の動向や競合製品の価格戦略などが考えられる。Ryzen 7 9700Xとガチンコ勝負といったところの値付けとなっており確実にライバルを意識していることは明白。
Core Ultra 7 265Kは、第12世代Core i7プロセッサーと比較すると最大50%のゲーミング性能向上と、最大65%画像処理性能向上を発揮するとインテルはしている。詳しい検証レギュレーションについては、Intel公式コミュニティサイトにて公開されている。一方で、第14世代からはハイパースレッディング廃止も相まってか、魅力的な性能差が出せていないのもまた事実。中々ライバルが強豪なだけではなく自社の先代機種にも足を引っ張られている感が否めないためこの価格改定をフックに販売状況を図りたいところだろう。
日本国内でも安くなった?現在の価格は?
インテルの公式発表を受けて、気になるのは日本国内での価格変動だろう。まずIntelが公式に発表している値下げと日本価格の新旧をCore Ultra 7 265Kで比較。
U7 265K | 発売時 | 現在(25/5/14) |
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本国価格($) | $399/ 約61,000円(1ドル153円) | 78,800円 |
日本国内価格(円) | $299/ 約44,000円(1ドル148円) | 50,980円 |
日本国内の価格は価格.com最安価格をベンチマークに見ているが、実際PCショップで購入可能な価格とは異なる場合がある点に留意したい。発売当初から100ドル値下げということで、日本国内でも発売日から順当に値下がりしていることがわかる。また、為替によるドル価格との乖離もかなり小さくなっているようだ。ドルでのMSRPは基本的に税別のため価格.comの日本の消費税込価格から考えれば現在の$299/44,000円相当というのはかなり現実価格に近い状態。
まとめ
今回の記事では、インテルが公式に発表したCore Ultra 7 265K/KFの値下げ情報について解説した。公式コミュニティでの発表し発売時から100ドル値下げされることが今回分かった。それに関連する形で日本国内の価格も徐々に価格が下がり始めている状況が見られる。
Core Ultra 7 265KおよびKFは、Intel第12世代CPUあたりからの買い替えであればゲーミング、クリエイティブ両分野で恩恵を受けられるとインテルは強調している。これから自作PCを組むユーザーや、CPUのアップグレードを検討しているユーザーにとっては、見逃せない情報と言える。