PCニュース

米国ASUSがPCIeスロットの「Q-Release Slim」について声明!先日報告されていた不具合について言及か

米国ASUSがPCIeスロットの「Q-Release Slim」について声明!先日報告されていた不具合について言及か PC
この記事は約4分で読めます。
記事内に広告が含まれています。
ASUSユーザー
ASUSユーザー

最近、ASUSのマザーボードでPCIeスロットの不具合の噂が一部ユーザーの中で少し報告されていたみたいだけど、何か知ってる?

Kotack<br>(ZACK IT編集)
Kotack
(ZACK IT編集)

一部のユーザーからPCIeスロット「Q-Release Slim」で使用していたグラボ側の端子の損傷が報告されているみたいだね。ASUS(米国)も声明を出したみたいだから、詳しく見ていこうか。

本記事ではASUSのPCIeスロット「Q-Release Slim」に関する不具合情報と、それに対するASUSの声明について解説。ASUSマザーに搭載されている「Q-Release」デザインのの仕組みや、他のASUS製マザーボードへの影響についても触れる。

スポンサーリンク

PCIeスロットの「Q-Release Slim」とは?

「Q-Release Slim」は、ASUSが独自に開発したPCIeスロットの新しいデザインだ。通常、グラフィックボードなどのPCIeカードを取り外す際には、ラッチを解除する必要があるが、昨今のGPU大型化により単純な取り外しであっても困難を極めていた。そんな中ASUSが自社製マザーボードに採用したのが「Q-Release Slim」。この機能では、通常PCIeスロット側にボタンがありそれを押すことでGPUを切り離すことができるが、グラボを傾けるだけでクイックリリースできる機能。これにより、PCのメンテナンスやパーツ交換が容易になるとしている。

asus.comより抜粋

一部ユーザーからPCIeスロット部の損傷が報告される

しかし、一部のユーザーから、このQ-Release Slimを採用したマザーボードにおいて、PCIeスロット部が摩耗したり欠けたりする事例が画像付きで報告されているようだ。この事例が報告されたのは1月後半のようで、どのような状況でGPUの取り外しが行われたかなどの事実確認が定かではないこともあり、ASUS側の検証や声明が期待されていた。

米国ASUSが出した声明/不具合はあった?

この問題に対し、米国ASUSは2025/01/31現地時間に声明を発表した。声明で発表された内容の要約は下記のとおりである。

  • Q-Release Slimの設計自体に問題はない
  • 従来のPCIe スロットと同様に機能し、通常の使用頻度では使用痕跡のみが残る(破損ではない)
  • 報告の極少数の事例を社内で検証したが、機能に影響を与える損傷はなかった
  • どのタイプのスロットでも60回以上抜き差しすれば使用の兆候や摩耗の跡が現れる
  • 特定の問題や異常が発生した場合は、ASUS がサポートする

ASUSはQ-Release Slimの設計自体に問題はないとした上で、一部のユーザーから報告されている損傷については、詳細な調査を行ったうえでグラフィックボードの取り外し方について注意を促しつつも問題がないこと表明している。もし特定の問題が発生した場合にはASUSのサポートを受けられる。

Q-Release (非Slim)スロットを採用するASUS製マザーボードは影響ある?

現在報告されている不具合は、「Q-Release Slim」を採用した一部のマザーボードに限られている。従来のQ-Release (非Slim)スロットを採用するASUS製マザーボードについては、同様の影響はないとASUSはしている。

まとめ

ASUSのQ-Release Slimは、近年大型化するグラフィックスカードの取り外し方法について画期的なソリューションとして現在一定の評価を得ている。一部のユーザーから不具合が報告され心配しているユーザーの少なくなかったことから今回のASUS(米国)の声明に至った。

ひとまずガイドラインに沿った取り外しを行っている限りは通常使用の範疇では損耗や破損の恐れはないとみて問題なさそうだ。

ASUS North America statement on Q-Release Slim Design | News|ASUS USA
ddddddddddddddd - ddddddddddddddddddddddddddddddd --> By following these guidelines, the new design performs similarly t...
タイトルとURLをコピーしました