SSDを組み込み やり方・方法解説
インストール方法はいたってシンプルで、まずCrucial P3 Plusを箱から出し、LogitecのLogitec LGB-PNVU4Cの裏蓋(メーカーロゴが印字されていない面)を付属の精密ドライバーで開けて中にSSDを搭載するだけ。
SSDのケース(エンクロージャ)によってはケースを開けた後、中に入っている基板を取り外してからでないとSSDを取り付け出来ないものも一部あるため、このLogitec LGB-PNVU4Cは初心者にも易しい構造をしている。
また、Logitec LGB-PNVU4Cに付属しているサーマルパッドが2つあり、貼り間違えや張替えの際に役に立つ。ただ、シートからはがすと既に細かいサーマルパッド片がぼろぼろと取れてしまい、いわば紙粘土状態。次使用してはがす際にはSSDのラベルにもべたべたとついてそうではがすのには勇気がいるため̠1点減点。
外付けSSDにmacOSの再インストール方法
さて、外付けSSDの準備が整ったらこの時点でデータドライブとしてはすぐに活用が可能。動画や画像データの格納場所としてなら既にこれでもいいかもしれない。今回はシステムドライブとしてこの外部ストレージを使用したいのでさらに次へ進む。
余談だが、新しいMac miniにUSB Type-Aとかいう野暮ったい端子は存在しない。HDMIと電源コネクタ、LANポート以外は全てType-C端子。思い切りがよい。
もしマウスやキーボードをお持ちの有線のものをそのまま使用したい場合、USBハブをあらかじめ用意しよう。ちなみに私はダイソーで550円(税込)のものを用意した。
さて話を戻すと、外付けSSDを起動ディスクとして使用する場合、macOSを再インストールする必要がある。以下の手順でmacOSを再インストールする。
上記の手順で、外付けSSDを起動ディスクとして使用することで、内蔵SSDの容量不足を解消し、快適な作業環境を構築することができる。外付けSSDは高速なThunderbolt接続の製品を選ぶことで、内蔵SSDと遜色ない速度で使用することが可能だ。
- 外付けSSDを予めフォーマット(APFS)しておく
これは再インストール時でも選択できるが予めやっておいた方がベター。Windowsと兼用の外部ストレージとしたい場合はexFATを選択したいところだが、Appleは外部ストレージにOSをインストールする場合APFSフォーマットを推奨している。
- Mac miniの電源ボタンを長押しで起動
まずはMac miniの電源をオフにし、電源ボタンを下記の画像のような画面が出るまで長押しをする。
- 「オプション」をクリックし「macOSを再インストール」を選択
- macOSのインストールに関する使用許諾契約の条項に同意
- ディスクを外付けSSDが選択されていることを確認し「続ける」を押す
選択を誤った場合は「すべてのディスクを表示…」で再選択可能。
- パスワードを求められた場合は、画面の指示に従って操作を進める
- インストールが完了すると、外付けSSDからmacOSが再起動しセットアップ
必要に応じてTime Machineで256GBのシステムドライブの方からデータ移行も容易に可能なので、勿論初期装備である程度アプリなどをインストールしてしまっていてもこのデータ移行作業ですんなり1TBの環境に移行できる点はありがたい。
まとめ
新しいMac mini(2024)は高性能なM4/M4 Proを搭載し非常に魅力的なマシンだが、SSDの容量問題は避けて通れない。もちろん予算があれば購入時にカスタマイズするのがベターだが、外付けSSDを活用することで、この問題への対策をすることもできる。Thunderbolt 4の高速転送を生かす場としても申し分ないのでぜひ検討してみてはいかがだろうか。