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【デメリット有】Lossless Scaling(ロスレススケーリング)のフレーム生成を最新ゲームで試す!原神も上限60fps越えるが…?【LSFG 2.3】

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実際にいくつかのゲームでフレーム生成を検証

では、実際に2つのゲームタイトルを使用してLSFG 2.3の挙動を検証してみる。今回は、人気オープンワールドRPGゲームの『原神』と、最新のアクションアドベンチャー注目作『インディ・ジョーンズ/大いなる円環』を用意。

検証に使用するPCは『モンスターハンターワイルズBeta』でも使用した8600G+RTX 4060機。

パーツ型番・品名備考価格
OSWindows 11 Home 23H2最新Update済(24/8時点)Amazon
CPUAMD Ryzen 5 8600G BOXGeForce Game Ready 566.03Amazon
GPU2PNY Geforce RTX4060 8GB
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今回はフレーム生成の重ね掛けをし過ぎてもアレなので8600G内蔵のRadeon 760Mは使用しない。再現性の高いGeForceとLSFG 2.3の組み合わせのみ一旦検証。需要があればAFMF 2の重ね掛けもやるかもしれないが大分ニッチな記事になりそう…。

『原神』

設定は下記の通りで実施する。

  • プリセット中設定(ただし垂直同期とモーションブラーはオフ)
  • フルHD(1920×1080)・ウィンドウモード
  • フレームレート:60
  • LSFG 2.3 倍率x2~4
なるほど確かにx4設定にした場合240fpsに近い数値が出ており、
見て分かるほどの映像の滑らかさはある

フレーム生成オンの手軽さはさすがで、Lossless Scalingのアプリでx2~x4を設定した後ゲームに戻れば即反映される。この手軽さは魅力だ。

一方でデメリットは先ほど結論を先に述べたが、プレイヤー操作キャラの崩れが倍率を上げるごとに増加する。下記はプレイヤーの操作するキャラがぶれるところを収めた映像。これは最低の2倍設定でも少なからず発生する。

原神でフレーム生成倍率4倍で検証した際のキャラクター頭部の乱れ。

このあたりの映像の乱れに没入感を損なわない人ならLSFG 2.3の導入はありかもしれない。AFMFやDLSS/FSRのフレーム生成においてもキャラのゴーストは程度の差はあれど出るときは出るのでそのあたり経験済みで気にならないならあり。

『インディ・ジョーンズ/大いなる円環』

こちらは原神と比べPCへの負荷が著しく高く、DLSSのフレーム生成無しだとそもそもRTX 4060では太刀打ちができないタイトル。そこで、DLSSとLSFG 2.3が併用できるのか気になる人もいるかと思うので先ほどとは設定を変更し、DLSSのフレーム生成併用という点も検証に加える(そもそも原神はDLSS非対応だが)。

  • プリセット中設定(ただし垂直同期とモーションブラーはオフ)
  • フルHD(1920×1080)・ウィンドウモード
  • フレームレート:60
  • DLSS:品質/フレーム生成オン
  • LSFG 2.3 倍率x2~4/パフォーマンス設定有/Resolution Scale:50

DLSSのフレーム生成+AFMF 2で検証した際のフルHD中設定では平均130fps台だったので、LSFG 2.3の倍率x3設定であればそれを超えることができる。しかし、LSFG 2.3で生成されるフレームの平均値をとれるようなログがないようなので、重いシーンで一気にフレームが下がったケースや平均/最小などの細かい分析ができない。

また、そもそもソロプレイ限定のこのゲームタイトルでそこまでのフレームレートが必要かは微妙なところ。あくまで重たいゲームでもLSFG 2.3が有用であるかを検証するためにこのタイトルを使用していることはご理解いただきたい。

気になった点としては先述の通り60fpsを下回り50も下回ったあたりからティアリングが多く発生するようになる。

画面が歪む問題も再掲。個人的に3D酔いに弱いのでこうした画面の歪みは映像のカクツキやティアリングよりもよほど眼に堪える。AFMF 2はゴーストこそ出ることがあるがこうした映像の歪み系に遭遇はしていない。

まとめ

結論、「あくまで現状だと」という前置きが必須だが、セール時640円(通常時800円)の価値を見出すラインとして、下記をリストアップした。

  • DLSS/FSRのフレーム生成に対応していないゲーム
  • AFMF 2をサポートしないGPU/CPUを使用している
  • そもそも古いGPUを使用していてグラボを買い替えるお金はない
  • 無料ではなくとも1000円未満なら試しに使ってみてもいい

このあたりに1つでも当てはまれば使用する価値は現状でも大いにある。

このツールがさらにアップデートを重ね、唯一無二のゲーミング補助ツールとなる将来に期待したい。

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