
Core i7とRTX 4060の構成でSteam(PC)版モンハンワイルズを楽しんでいるんだけど、結構フレームレートが低いのか重いと感じるんだよね…

(ZACK IT編集)
モンハンワイルズは、美麗なグラフィックと広大なフィールドが魅力だけど、その分PCへの負荷も大きく重いからね。見た感じギリギリ推奨動作環境は満たしているけど設定の見直しは必要かも。一緒に原因を探って、解決策を見つけていこう!
モンハンワイルズは重い?
モンハンワイルズは、カプコンが開発する人気ハンティングアクションゲーム「モンスターハンター」シリーズの最新作である。美麗なグラフィックと広大なフィールド、そして進化したアクションが特徴で、多くのゲーマーから話題を集めている。
しかし、その美麗なグラフィックと広大なフィールドを実現するためには、高いPCスペックが要求される。そのため、推奨動作環境を満たしていないPCや、設定が高すぎる場合には、動作が重くなってしまうことがある。
また、プレイ中の動作は問題がないが、起動時に遅いと感じる場合は別の記事でもほかの原因や対策方法を解説しているためそちらを参照してほしい。
Steam(PC版)モンハンワイルズの推奨動作環境
モンハンワイルズはグラフィックがフルHD中設定前提でRTX 2060 Super以上が必要となる。DLSS 3.5が利用可能なRTX 4060であれば推奨環境自体は満たしており、当サイトでもRTX 4060を使用したOBTおよび製品版の検証は詳細にデータを取って記事として公開している。
項目 | 要件 |
---|---|
解像度 | 1080p (FHD) |
フレームレート | 60fps ※フレーム生成使用 |
OS (64-bit 必須) | Windows 10 / Windows 11 |
プロセッサ | Intel Core i5-10400 / Intel Core i3-12100 / AMD Ryzen 5 3600 |
メモリー | 16GB |
グラフィックカード | GeForce RTX 2060 Super (VRAM 8GB) / Radeon RX 6600 (VRAM 8GB) |
VRAM | 8GB以上必須 |
ストレージ | 75GB SSD |
備考 | グラフィック「中」設定で1080p (アップスケール使用) / 60fps (フレーム生成使用) のゲームプレイが可能。DirectStorage対応。 |
だが、高設定やウルトラ設定などより高精細なグラフィック設定を望むハンターにとっては、動作なきょうぎりぎりのスペックはいささか不安の残る構成になる。
負荷が重いと感じる原因
モンハンワイルズの動作が重いと感じる原因は、主に以下の3つが考えられる。
動作環境を満たしていない場合は、すぐに買い替えを検討したい。自作PCやBTOパソコンであれば、電源ユニットの容量を確認して問題なければグラフィックカードのみの差し替えで何とかなるケースもある。知識不足の場合は悩まずPCショップで様々なアドバイスを受けてからパーツ換装に臨みたい。今からグラボのみを置き換える場合、RTX 5070もしくはRX 9070は用意したいところ。
電源から交換が必要な場合あるいはゲーミングノートPCをお使いの場合は、そもそもPCを買い替えてしまったほうが無難かもしれない。
負荷が重いときに見直すべき設定
モンハンワイルズの動作が重いと感じた時には、すぐさま買い替えの検討をする前に、以下の項目を見直してみると良い。
グラフィック設定に関しては、解像度やプリセット(最低~ウルトラ)やアップスケーリング項目の設定を下げてしまうのが最も効果的なことが検証で分かっている。例えばフルHD(1920×1080)ではなく1600×900程度にまで落とすことや、アップスケーリングがバランスやクオリティ設定であれば、思い切ってウルトラパフォーマンスまで下げるとかなりフレームレートが改善する。

ただ、やはり解像度を下げて没入感を落としてしまうとせっかくの狩猟体験ががっかりなものになってしまうのではないかと心配する声もあるだろう。その場合は解像度やアップスケーリング設定はそのままでGPUやVRAMに影響の大きい設定項目のみ優先的に落とすことで約10~15%フレームレートを向上させることができる設定項目を紹介する。
以上に挙げた5点はグラフィックカードの性能とVRAMによって大きくフレームレートに影響のある設定項目。高めのプリセット設定を維持しつつ、妥協できる範囲でここの設定を微調整するカスタム設定を作成することで、当サイトの検証では最大10~15%のフレームレート向上を確認できている。
まとめ
モンハンワイルズは、高いPCスペックを要求するゲームであるが、設定を見直すことで快適にプレイできるようになるかもしれないので、PCの買い替え前に一度試したい。もし、これで改善しない場合は、使用しているゲーミングPC環境の見直しやシェーダーキャッシュを削除する方法をとってみてほしい。